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世界各国16チームが参加する世界初の民間月面探査に向け開発が進む

au×HAKUTO、月面ローバーのデザインが決定

2016年08月29日 17時19分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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HAKUTO月面ローバー、フライトモデル

 KDDIは8月29日、ispaceが運営する民間月面探査チーム「HAKUTO」の月面ローバーのデザインが決定したと発表した。

 これは世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE 」に参加するもので、実際に月面を走行するローバーフライトモデル。Google Lunar XPRIZEでは着陸地点から500m離れた場所に移動して映像を撮影、地球に送信することが課題となっており、世界各国から参加するチームの多くは小型ローバーを開発している。

月面ローバーの特徴 

 炭素繊維強化プラスチックの利用などにより、これまでに開発したプリフライトモデル3では約7kgあった重量を約4kgに小型軽量化し、民生部品を用いるなどコストを抑えている。auでは耐熱・耐放射線・耐熱とともに省電力の無線技術で参加しており、2.4Ghzと900MHzの2つの帯域を活用、100パターンを超えるアンテナ位置の検証を行なったという。

 プロジェクトにはKDDIのほか、IHI、Zoff(インターメスティック)、日本航空、リクルートテクノロジーズ、スズキ、セメダインが参加している。

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