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高負荷に耐えるためのパソコン完全冷却術 第3回

マグカップに花瓶にヒートシンクレス!

身近なモノでCPUクーラーの代替品を探してみよう

2016年08月25日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村

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ステンレス製マグカップはどうか?

 CPUファンがなくても、風を当てておけばなんとかなるとわかったので、ここからはCPUクーラーそのものがない場合の代替品を探っていこう。

 まず編集部を探索してみたところ、ステンレス製のマグカップを発見した。液冷のシーンでも専用のコップに液体窒素を注ぐシーンがあるので、水でも多少は耐えるだろうというわけだ。

現地確保したステンレス製マグカップ。底面がヘコんでいるがなんとかなりそうだ

コンデンサーやメモリーに接触していないか要確認

CPUグリスがなかったので、実績のあるスティックのりを採用

サーモグラフィー「FLIR One」で計測してみたところ、水温が上昇しており、いちおう機能しているとわかった。右は保冷剤を突っ込んでみたところ

あっさりと起動してしまったのだが、アイドルでも60度越え。OCCT 4.4.2を実行したら9秒で終了した

 ステンレス製マグカップをヒートシンクの代替としながら、ウェブブラウズをしてみたところ。これくらいの負荷であれば問題はない。ポイントとしてはCPU動作クロックが上昇すると、温度も一気に上昇するところだろう

 以上のように、高負荷は当たり前のようにムリだったが、軽い負荷には耐えてくれた。底面がフラットなマグカップであれば、さらに冷却効率が高まるため、水温の上昇や水滴を気にする必要はあるが、一時的なCPUクーラーとして運用できるだろう。

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