アスキー編集部のカルチャー担当・コジマが、世間をにぎわせているトレンドをピックアップ! 明日使える(?)トレンド情報をあなたに。
「ポケモンGO」人気は衰えることを知りません。現実の風景にポケモンが表示されるAR機能を楽しんでいる人、結構いらっしゃるのではないでしょうか。こんなところにポケモンが! みたいなノリで、SNSにクスっと笑えるスクリーンショットをアップしている人をちらほら見かけます。いわゆる「ガチ勢」の人はあまり使ってないかもしれませんが。
さて、今回紹介するのは、現実の風景にポケモン……ではなく、「思い出の写真とメッセージ」をARで表示させるサービスです。
良心石材は「Spot message(スポットメッセージ)」を8月15日からスタート(iOS対応は8月下旬予定)。AR技術と位置情報アプリケーションサービスを利用して、お墓や故人との思い出の場所などで、メッセージ動画/写真をスマートフォンやタブレットなどに届けるというものです。
まず、メッセージタイトルの作成、写真や動画の指定、スポットの登録、シェアする相手の登録……という4つのステップで、指定のスポットにメッセージを残します。
一方受け取る側は、アプリを開き、スポットの場所を確認すると、指定されたスポットまでの距離が「あと〇〇」と表示されます。そしてスポットから20メートル以内の地点に到着した際に、「メッセージを見る」ボタンを押せば、動画メッセージや写真が表示されるという仕組み。
特定の人だけでなく、スポットを訪れる全ての人にメッセージを見せることができるといいます。利用料は基本無料ですが、画像や動画のメッセージの登録・閲覧しかできません。ARメッセージを作成できるのは、今のところ、有料会員かつオブションサービスを使った場合に限ります。
「その場に訪れないと見られない」というところに、このサービスのキモがあります。お墓参りに限らず、思い出の場所にメッセージを残すとか、旅行先の記念にメッセージを置くとか、世田谷公園に某ポケモンのファンアートを置くとか、いろいろな活用法がありそうです。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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