今回のことば
「駅ホームにスポーツメーカーが常設直営店を出店するのは国内初。旬のスポーツイベントにあわせて外観がフレキシブルに変化し、常設店舗としては初めて光ID技術を採用する。顧客とスポーツの接点となる場を多面的に創出するアシックスのチャレンジになる」(アシックスジャパンの西前学社長)
アシックスが「提携型直営店」をオープン
アシックスは2016年8月9日に、提案型直営店舗と位置づける「アシックスステーションストア品川」を、京浜急行電鉄品川駅構内にオープンした。
2、3番線ホーム上中央に、45.54平方メートルの店舗を開設。11時から20時までを営業時間として、アシックスブランドのアパレル、シューズ、小物などの販売を行なう。 マーケティングコンセプトは「買えるショールーム」だ。
店舗外観や商品構成は国内外のスポーツイベントにあわせて変化するのが特徴で、8月から9月中旬までは「リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会」をテーマに、日本代表選手代表団公式スポーツウェアのデザインコンセプト「CONNECT(つなぐ)」を意識したグラフィックを配し、リオデジャネイロ2016オリンピックの公式スポーツウェアのレプリカ商品や、トレーニングやランニングに関するアパレル、シューズなどを展示。4種類の店舗限定のTシャツも数量限定で発売する。
9月20日ごろからは、10月に開催される楽天ジャパンオープン2016にあわせて、テニス関連製品の展示と店舗外観に変更。11月はラグビー、12月は駅伝をテーマにする予定だという。
店内には、パナソニックのLED照明「美光色」を採用。パナソニック独自の光のスペクトル技術を活用して、商品が持つ自然な色を表現できるという。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ