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コスパも備えた最強構成、GTX1070&Core i7-6700搭載PCのベンチチェック

2016年08月09日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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 NVIDIA Geforce GTX970の後継となるNVIDIA Geforce GTX1070 8GBを搭載し、CPUもパワーのあるCore i7-6700(3.40GHz)を搭載している「GALLERIA XF」。ゲーミングPCとしてかなりハイパワーが期待できる本機であるが、安定したパフォーマンスを発揮するための熱対策はどのようになっているだろうか。

 今回は、ガレリア専用のフルタワー型の筐体に施された熱対策について検証してみる。

「GALLERIA XF」の実力を測る前に、まずは筐体の熱対策設計をみてみよう

安定したパフォーマンスを実現する空気の流れ

 ガレリア専用のフルタワー型筐体は、6面すべてを用いて空気の流れが考えられている。「GALLERIA XF」も同様に、各面に通気口が設けられ、筐体内部への空気の流れを作っている。外部からの空気を取り入れるのは、本体前面下部のメッシュになっている部分と、底面となる。

マシン前面の下部3分の1のメッシュ部分から空気を取り入れる。また底面にも通気口があり、より低い温度の空気を筐体内部に取り込めるようになっている

 この2ヵ所の通気口から入った空気はマシン上部と背面の通気口から排気される。筐体内部をみると、前面および底面から入った空気は内部で遮られることなく背面への流れていく形となっているのがわかる。もちろん暑い空気がたまりやすい背面上部には大口径のファンが設置されており、強制的に排気される。

 また、熱を発生しやすい電源ユニットにもファンが搭載されており、電源ユニットで発生した熱は直接排気される。マザーボードへは直接空気が流れるよう、側面にも通気口がついている。

マシン内部。左上に排気ファンがあり、写真右側下部から取り込んだ空気をよどみなく通過させる

マシン側面に設けられた通気口は、マザーボードへ直接外部からの空気が当たるようになっている

 もう一つ熱が発生しやすいのがビデオカードだ。「NVIDIA Geforce GTX1070」は「16mmプロセス」と「Pascal」アーキテクチャを採用した最新のビデオカードで、動作クロックも大幅に増加。8GBのグラフィックスメモリーを搭載するなど、「Geforce GTX 970」に比べてかなりのパワーアップがなされている。処理能力が高いということはそれだけ高熱になりやすい。

 この「NVIDIA Geforce GTX1070」は筐体中央に取り付けられていて、空気の通り道に設置されている。このビデオカード横の筐体側面にも通気口があり、これも外部の空気が直接当たるようになっている。

 「NVIDIA Geforce GTX1070」自体にも2基のファンがついており、発生した熱はすぐにはき出され、筐体背面から排出されるため、ビデオカードからの熱が筐体内にこもるということはないだろう。

 マザーボード、電源ユニット、グラフィックボード、そして排気用ファンと、熱対策のためにこれだけファンがついていると音が気になりそうだが、これが意外なほど静かで少々驚いた。ベンチマークなどで高負荷な処理をさせた場合でも、ファンの音が耳障りということはなく、部屋についているエアコンのほうがよほど大きな音であった。

「GALLERIA XF」のスペックと快適さ

 「GALLERIA XF」のスペックは前回お伝えしたが、再度おさらいしておこう。CPU-Zを用いた結果は下記の通り。

「GALLERIA XF」のCPU、メモリ、グラフィックスペック

 Windowsマシンとしての快適さを測るWIN SCORE SHAREで計測してみたところ、軒並み8ポイントを超える高い数値が得られた。グラフィックスに関しては8.8というポイントの高さだ。

WIN SCORE SHAREの計測結果

 さらにCrystalDiskMarkを使ってSSDの速度を計測してみた結果は下記の通りだ。

CrystalDiskMarkの計測結果

 シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスともに非常に速い速度で読み書きが行なえることがわかる数値だ。

 ここまでのデータでも「GALLERIA XF」のポテンシャルがかなり高いことは十分伝わってくる。次回は、グラフィックス性能やゲームの稼働について、ベンチマークなどを行ない、「GALLERIA XF」の実力を測ってみる。

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