Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
調査報告
企業版Windows 10は月額7ドルから使えるようになる!?
7月12日、マイクロソフトは「Microsoft Worldwide Partner Conference」にて、「Windows 10 Enterprise E3 for CSP」の価格を発表。1ユーザーあたり、7ドル/月で使えるようになるようだ。
Windows 10 Enterprise Editionのサブスクリプション契約を導入し、CSP(Cloud Solution Provider)を利用している企業向けに7ドル/月で提供とするもの。以前からマイクロソフトはボリュームライセンスという企業向け製品も販売していたが、より柔軟な展開にチャレンジする。販売時期は2016年秋という。
リリースに掲載されている動画「More Personal Computing Vision」では、Windowsというよりはコンピュータの近未来を描き出している
同時に、マイクロソフト製PCであるSurfaceをリースする「Surface as a Service」も発表された。Windows 10やOffice 365と共に、こちらもCSPを介して展開していくとのこと。
Windows 10はサブスクリプション制を導入しないはずでは? と思う人もいるだろう。2015年にWindows・デバイスグループのExecutive Vice PresidentであるTerry Myersonは、「Windows 10にはサブスクリプション制を導入しない」と明言したからだ。とはいえ今回の発表は法人向けのうえ、CSPへのプログラムなので、マイクロソフトがそのような販売形態を主流にするという話ではない。海外のユーザーの間では、無償アップグレードが終わったらWindows 10がサブスクリプション制を導入して月額課金が始まるのではないか、という陰謀論めいた噂も流れているが、そんなことはないので安心して欲しい。
これでズバッと解決!
CSPの顧客向け製品とはなるが、月額7ドルの「Windows 10 Enterprise E3 for CSP」が発表された
Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!
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