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給与計算ソフトで直接使える勤務集計データを出力、中小企業の勤怠/給与計算を効率化

「desknet's NEO」に給与計算を楽にする勤怠管理オプション

2016年07月12日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ネオジャパンは7月12日、勤怠管理/給与計算システムを手がけるアマノビジネスソリューションズ(ABS)との協業を発表した。協業第一弾として、グループウェア「desknet's NEO」とABSの勤怠管理サービス「CLOUZA」の連携オプションを発売し、複雑な勤務/給与体系を反映させた、給与計算にそのまま利用できる勤怠データの出力を可能にする。

desknet's NEOクラウド版が「タイムカード+CLOUZAオプション」を発売。従業員自身でも、勤務状況を詳細に把握できる

 今回、8月1日より販売を開始するのは、desknet's NEOクラウド版の「タイムカード+CLOUZAオプション」。desknet's NEOでは従来から、従業員自身が出退勤時刻を打刻し、勤怠状況を集計する「タイムカード」機能を提供してきた。今回は、これとCLOUZAを連携させ、リアルタイム勤務状況集計や給与計算ソフトとのデータ連携といった機能を実現することで、給与計算担当者や管理者における業務の効率化を図る。

従来の「タイムカード」機能とは異なり、給与計算ソフトで直接使えるデータを出力できる

 desknet's NEOのポータル上で従業員が出退勤を打刻すると、そのデータがCLOUZAにリアルタイムに記録され、集計される。従業員自身でも、月間の勤務状況(実働、時間外勤務、休日出勤、遅刻早退など)をリアルタイムに閲覧できる。

 管理者側では、各従業員の勤務状況データをリアルタイムに確認/修正できるほか、集計結果を「弥生給与」や「給与計算freee」などの主要給与計算ソフトに対応したデータ形式で出力することも可能。給与担当者の作業や保存帳票に使うために、週報/月報をPDFで出力する機能も備えている。

管理者側の勤務状況確認/修正画面

各種給与計算ソフトへのデータ連係が可能

 またCLOUZAは、一般的な勤務時間集計だけでなく、時間外勤務や深夜残業、休日出勤などの詳細な条件に基づく集計が可能。加えて、時給勤務者向けの時間数集計、時間帯により時給単価の異なるシフト勤務者向け集計など、多様な条件別の集計ができる。

一般従業員向けだけでなく、パート/アルバイト従業員の勤務形態に合った集計もできる

 加えて、専用スマートフォンアプリからも出退勤の打刻が可能。そのため、PCが設置されていない店舗や現場、外出先、在宅勤務などでの利用も考えられる。また今回、desknet's NEOの契約アカウント数とは関係なくCLOUZAのアカウントを購入できるため、グループウェアを利用していないパート/アルバイト従業員の勤怠管理も統合できる。

 タイムカード+CLOUZAオプションのサービス料金(税抜)は、10ユーザー単位で月額2000円(最低契約数は20ユーザー以上)。ネオジャパンでは、100名以下規模の企業を主要ターゲットとしている。

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