ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、6月30日に開催した第1回総会に際し、加盟企業数が61社に到達したことを発表した。また、8月から体系的な教育カリキュラムを実施するとしている。
今年4月に発足したBCCCは、国内におけるブロックチェーン技術の普及啓発や情報交換、技術開発への資金調達支援などを通じて、金融のみならず幅広い業界におけるブロックチェーンの適用拡大を目指す団体。設立時のメンバーは34社だったが、同日までに新たに27社が参加し、合計60社となった。BCCCでは今年12月までに100社の参加を目標としている。
BCCでは7月から、教育プログラム、セミナー、実証実験など、団体としての活動を本格化させていく。その第一弾として、ブロックチェーン技術に対する体系的な教育カリキュラム「ブロックチェーン大学校」の実施も発表された。
ブロックチェーン大学校は、ブロックチェーン技術を利用するエンジニア、および導入を検討する金融機関や企業の担当者を対象としたカリキュラム。1回2時間、全8回が1クールとなる。
同カリキュラムは、BCCC会員企業であるビットバンクが一般企業向けにも提供しているもので、教材制作者はライアン X. チャールズ(Ryan X. Charles)氏、講師はビットバンクのジョナサン アンダーウッド(Jonathan Underwood)氏。
現在のところ第1期~第3期の計3クール(各クール30名)を実施する予定で、対象はBCCC会員企業の社員のみとしている。一般企業向け定価の半額で受講が可能。