作業環境にもってこいの15.6型ノート
10万円切るノートでサクサク動画編集! GTX 950M搭載「m-Book K」
本稿では、m-Book Kシリーズの外観を中心にチェックする。
本体サイズはおよそ幅374×奥行249.5×高さ32.8mm(折りたたみ時)で、重量はおよそ2.4kg。モバイル向きの重さではないが、自宅や会社内で持ち運びする分には困らなさそうだ。また、デザインはいたってシンプルで高級感こそないが、仕事場で使う作業用PCとしては適したデザインではないだろうか。
キーピッチ約19mm、キーストローク約1.5mmのキーボードはなかなか打ちやすく、カチャカチャした音も鳴りにくいので打っていて静かだなと感じた。バックライトを搭載していないので、暗い場所で使用する場合など用途によっては使いづらさを感じるかもしれない。
インターフェースはUSB 3.0端子×3、USB 2.0端子、D-Sub 15ピン、HDMI端子、有線LAN端子、マルチカードリーダーなど。必要な端子をしっかりと備えているので、これ1台あれば変換コネクターを別途買わずに済みそうだ。
サウンド面のつくりの良さもm-Book Kシリーズのポイントのひとつ。ステレオスピーカーが底面(パームレスト部分の下あたり)にあるのだが、ここから中~低音域までバランスのいい音が出る。外付けスピーカーほどパワフルな音はさすがに出ないが、特に低音はプリインストールソフト「Sound Blaster Cinema 2」でパワー不足を補っている。
mouseのノートPCでGeForce GTX 950Mを搭載するノートPCは、現状このm-Book Kシリーズのみ。予算をできるだけ抑えつつ、ワンランク上のグラフィックス性能を求めている人にぜひチェックしてほしい。スペックだけでなく、15.6型という画面サイズ、不満のないキーボードとインターフェース、サウンドは、m-Book Kでクリエイティブな作業をするために考えられたピッタリなつくりだと感じた。
次回は、Core i5-6300HQとGeForce GTX 950Mの組み合わせによる性能を、ベンチマークでチェックしてみようと思う。