「バトルフィールド」や「CoD」といったタクティカル系FPSにちょっと疲れてきたな……という人にオススメしたいFPSのひとつが、5月にリリースされたばかりの「DOOM」。オッサンゲーマーにDOOMと言えば「昔は電話回線が溶けるほど遊んだ……」とか「あの頃はMS-DOSで……」とか要らぬウンチクが溢れてくるゲーム。それをリブートした2016年版DOOMは、オリジナルの雰囲気と気楽さをしっかり残しつつ今風のグラフィックやシステムで強化した、シューターなら絶対プレイしておきたいFPSに仕上がっているのだ。
今回はこのDOOMを、NVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 1070」や「GTX 1080」でプレイすると、どの程度快適なのかを検証してみたい。
ペースの速い展開に負けるな!
DOOMにも一応ストーリーはあるが「火星で怪しげな研究をしたら地獄と繋がってデーモンが襲来、火星基地の仲間はほぼ全員デーモンの餌食! そこら辺にある武器を拾って奴らを血祭りにしてやるぜ!」というあまり頭の良く……もとい単純明快なもの。裸一貫から武器を集めたりして強くなっていくのだが、武器の集弾率とかリロードといった面倒くさい要素は一切排除!(火星に基地を作れる時代にリロードの心配しないといけないなんて……)
ストーリーやシステムが簡単なぶん、アクションシューティングとしてアドレナリンが出まくる設計になっているのがDOOMの特徴。敵と交戦し始めると、四方八方からデーモンが沸いて襲いかかってくるうえに、チョコマカと素早く動く敵が非常に多い。中ボス級の強キャラもデカい&硬い&素早いの三拍子そろった奴が多いため、DOOMをガッツリ楽しむには高フレームレートが維持できるシステム、特に高性能GPUが欲しくなるのだ。
なぜGTX 1070/1080を使う?
DOOMの動作に必要な最小スペックは、CPUはCore i5-2400以上、GPUはGeForce GTX 670以上。一方推奨スペックはCore i7-3770以上にGTX 970以上となる。決して低くはないがミドルクラスのGeForce系が値下がりしてきた今となっては、そうハードルが高いゲームとはいえない。
そんなゲームをなぜ現在最速のGPUであるGTX 1070やGTX 1080でプレーすべきなのか? まずは以下のようなスペックのマシンでDOOMはどの程度動くのか、スクリーンショットををご覧いただこう。
【スペック】
CPU:Intel『Core i7-6700K』(4GHz、最大4.2GHz)
マザーボード:ASUS『Z170-A』(Intel Z170)
メモリー:Crucial『BLS2K8G4D240FSA』(DDR4-2400、8GB×2)
ビデオカード:GeForce GTX 1080 Founders Edition
GeForce GTX 1070 Founders Edition
ストレージ:Intel『SSDPEDMW400G4X1』(NVMe SSD、400GB)
電源ユニット:Corsair『RM650』(650W、80PLUS Gold)
OS:Windows 10 Pro 64bit DSP版