Windows 7や8.1を使っているユーザーだと、Windows 10へのアップグレードを推奨するダイアログボックスが頻繁に表示され、すでにアップグレードした人も多いだろう。
逆に、いまだにアップグレード表示を無視し続けているユーザーは、そろそろ腹を決めなければならない。無償提供期間が2016年7月29日までだからだ。
PCのスペックなどの問題から、アップグレードに二の足を踏んでいる人たちに向けて、Windows 10のアップグレードに関する疑問をまとめてみた。
Q1:Windows 7/8.1搭載PCなら何でもアップデートできるの?
A1:古いPCはできないものもあるが、自動で判別してくれる
Windows 7/8.1を最新の状態にしていると、「Windows 10を入手する」アプリがインストールされる。
タスクトレイにウィンドウマークの「GWX」(Get Windows X)アイコンが表示されるのですぐにわかる。
このアイコンをクリックすると、ウィンドウが開き、アップグレードできる。以前は予約やインストールファイルのダウンロードだったが、現在は今すぐアップグレードするか今夜アップグレードするかの2択になっている。
このアップグレード推奨画面、実は最初にシステムチェックを行なっており、Windows 10のインストール要件に合うかどうか確認している。
そこで、2004年に発売された「FMV-BIBLO NB75G」をWindows 7にアップグレードしたものが手元にあったので、チャレンジしてみた。
他の端末と同じように、すぐアップグレードする? と表示されたものの、しばらくすると「申し訳ありませんが、このPCではWindows 10を実行できません」と表示された。原因はCPUとのこと。
Windows 10のシステム要件では、「プロセッサ:1 ギガヘルツ (GHz) 以上のプロセッサまたはSoC」となっている。
「FMV-BIBLO NB75G」はPentium M 1.5GHzを搭載しているので、いいはずなのだがだめだという。これは「Physical Address Extension (PAE) 」という機能がないためだと考えられる。
どうせなら、このあたりもきちんと書いてくれれば親切なのに……。システム要件が足りていないなら、アップグレードは無理。CPUの場合は、あきらめるしかないだろう。
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