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地区の屋外標識や屋内ワイヤレス情報が訪日外国人を全力でおもてなし

NTTなど、なんばで訪日外国人向けO2O2Oサービスの実証実験を開始

2016年06月08日 17時39分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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ユニバーサルオブジェクト認識 概念図

 NTTデータおよび日本電信電話は6月8日、「O2O2O」サービスの実証実験を開始すると発表した。なんばエリアにおいて6月10日より開始する。

 O2O2Oは屋外標識(OOH)を介して情報を提供(Online)、ユーザーを目的地(Offline)に案内する仕組み。観光客などのユーザーがスマホを屋外標識にかざすと近隣の商業施設までのスムーズに誘導するもので、主に訪日した外国人観光客に対して集客・購買活動を促す効果を検証する。

 屋外標識は既存の看板やポスターなどの上に貼り付ける半透明のシートにより比較的容易に導入できるという。ユーザーが店舗など屋内に入ってからは、BLEやiBeacon、可視光通信などによる位置検出やプッシュ式に情報提供する。さらに画像認識や電子透かしを用いた商品情報の提供などにより、消費者が情報を取得しやすいサービスも導入する。

 NTTとNTTデータに加え、NTTドコモ、パナソニック、南海電気鉄道、高島屋が協力しており、どのような手段を用いるのが効果的か、統一的なインターフェースの有効性を検証。2020年に向け、訪日外国人おもてなしサービス実用化をめざすという。

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