米EInk Holdingsは5月24日、電子ペーパーディスプレーのフルカラー技術を発表した。
EInkは電子泳動式にインク粒子をディスプレーの表側や奥側に移動させて表示するもので用途が広がっている。モノクロ表示はあったもののカラー化は難しく、色ごとのタイル化や、色ごとの表示層を積層するといった方式が試みられていた。
EInkが新たに開発したカラーEInk「ACeP(Advanced Color ePaper)」は、タイル化や発色層の積層を用いず、色ごとのインク粒子の泳動を制御することでフルカラー表示でき、低コストかつ高解像度が可能、超低消費電力で表示できるとしている。解像度は150ppi、1600×2500ドット表示で20インチサイズの試作モデルが公開された。