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2万9900円の価格以上の質感と性能! 「SAMURAI REI」はやはり注目の1台

2016年05月21日 15時00分更新

文● ドロイドさん(アスキースマホ総研

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 FREETELが新たに発表したSIMフリーのAndroidスマートフォン「SAMURAI REI」。税抜2万9900円という価格ながら、アルミを用いた薄型のメタルボディーを採用。さらに指紋センサーを搭載するなどミドルハイクラスのスペックを持つ注目モデルである。気になる質感や外観がどうか、写真で見ていこう。

FREETEL渾身の新モデル「SAMURAI REI」を詳しく見ていきます!

価格を考えると相当に高い質感
独自のUIや機能も搭載してきた

 さて、気になる質感だが、発表会会場で短時間触っただけながら、価格を考えると相当に高いと言えるだろう。正直なところ、全体のデザインやダイヤモンドカットの側面などはどこかで見た感じがあるのと、背面の塗装は見た目、手触りともにのっぺりした印象だが、これまでの同価格帯の製品と比べて一段上。国内のSIMフリースマホでは新たな基準になりそうだ。

ピンクゴールドのカラバリ

メタルボディーながら、全体的にはシンプルなデザイン

側面の上下にはダイヤモンドカットが。下部にはmicroUSB端子

 フルHDの5.2型液晶は使い勝手の良いサイズと解像度なのに加え、約136gの本体はとても軽いという印象で、価格も含めて“ちょうどいい”という感想を持つ。

iPhone 6s(右)と比べると、一回り半ほど大きい。iPhone 6sのローズゴールドよりは、ややゴールド寄りのピンク

発表会時にはアンテナ部分のラインが1.5mmとiPhone 6の2mmと比べて細いことをアピール。比べてみると確かに差がある

 主要スペックでは、CPUはやや弱めなオクタコアのMediaTek MT6753 1.3GHzだが、そのほかは2GBメモリー、32GBストレージ、13メガカメラ(イン8メガ)、2800mAhバッテリー、Android 6.0と十分なものだ。

 さらにFREETELでは開発体制も整ってきたということで、SAMURAI REIに独自のUIや機能を搭載してきた。特徴的なのは「FREETELボタン」と名付けられたハードウェア式のホームボタン。同じくハードウェア式のホームボタンを搭載するGalaxyシリーズなどとは異なり、ホームボタンの左右にタッチ式のボタンを備えているわけではない。

これが独自機能を持つホームボタン。押した感じはややグニュっとしていた。長押しするとアプリ履歴に

 では、どのようにして他の操作を実現しているかというと、普通に押せば「ホームボタン」だが、ダブルクリックすれば「アプリ履歴」キー、軽いタッチで「戻る」キー、長押しで「検索」と1つのボタンに複数の機能を搭載しているのだ(さらに指紋センサーも内蔵)。このホームボタンはクリック感がやや緩い感じだったが、新しい発想が興味深い。なお、これまでのAndroidスマホと同じ使い方をしたいというなら、ディスプレー表示型のメインキー(ナビゲーションバー)を画面に出すことも可能だ。

オプションの変更でナビゲーションバーを表示することも可能。画面の下から上にフリックするとこんな操作パネルも。片手操作時に確かに役立つ

 FREETELにとってはチャレンジとも言える製品ながら、メタルブラック、メタルシルバー、シャンパンゴールド、ピンクゴールド、スカイブルーと一気に5色出すという(メタルシルバーから順次発売予定)。なお、前面が黒いのはメタルブラックだけで、あとの4モデルはすべて前面は白だ。

カラバリは5色を用意

まずはメタルブラック。唯一前面も黒い。マットな色味で5色の中でやや雰囲気が違う

次はシャンパンゴールド。シルバー寄りのカラーだ

メタルシルバー。金属感を強調した感じではない

最後にスカイブルー。全体にシンプルなデザインだけに、このハッキリとした色合いが似合っていると感じた

フリップカバーをはじめとして、各種アクセサリーも用意される

端末の分割払いとSIMのセットが月2990円~
ユーザー層を大きく拡大するのに貢献する?

 SAMURAI REIは単体で税抜2万9900円で購入できるが、端末の24回分割払いとFREETELのSIMがセットとなる「REIプレミアムバリュープラン」も用意される。料金が税抜月2990円の「XSコース」では、1GBのデータ通信と15分の無料通話がセット、月3990円の「Mコース」では5GBのデータ通信と60分の無料通話とさらに実用的になる(端末補償と32GBのSDカードがともに付属)。

 佐々木希さん出演のテレビCMを放映予定など、より幅広いユーザー層に食い込むことを狙うFREETEL。そのような層にSAMURAI REIがどう受け入れられるかも今後の注目点と言える。

端末代がセットの新料金とテレビCMでユーザー層の一気の拡大を目指す

FREETEL「SAMURAI REI(麗)」の主なスペック
価格(税抜) 2万9900円
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約71.5×145.8×7.2mm
重量 約136g
CPU MediaTek MT6753 1.3GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 2GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
OS Android 6.0
対応ネットワーク FD-LTE:バンド1/3/7/8/19/20
W-CDMA:バンド1/6/8/19
無線LAN IEEE802.11n(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:13メガ/イン:8メガ
バッテリー容量 2800mAh
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋認証)
SIM形状 microSIM+nanoSIM
連続通話時間 約750分
連続待受時間(LTE/3G) 約288時間/約285時間
カラバリ メタルブラック、メタルシルバー、シャンパンゴールド、ピンクゴールド、スカイブルー
発売時期 5月27日

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