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開会式演出にも、競技のビデオ判定にも貢献

五輪とともに世界をねらう パナソニックの成長戦略

2016年05月20日 06時00分更新

文● 鈴木誠史/ASCII

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パナソニックセンター東京では、これまでの五輪スポンサー活動を紹介している

 パナソニックは5月19日、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの開閉会式に、プロジェクター約110台ほか過去最大規模の映像音響機器を納入すると発表。同日、パナソニックセンター東京で五輪事業についての説明会を開催した。

説明会は有明にあるパナソニックセンター東京で開催された

機器単体ではなく、「ソリューション」で五輪を支える

 国際オリンピック委員会が1988年に導入した最高位スポンサー契約「TOP(The Olympic Partner)プログラム」。1988年のカルガリー冬季五輪から2016年のリオ五輪、さらには2020年の東京五輪まで、長きにわたりTOP契約を結んでいる企業が3社ある。コカ・コーラ、VISA、そしてパナソニックだ。

 パナソニックはこれまで、五輪の技術パートナーとして映像音響機器の納入を行なってきた。リオ五輪では初めて機器単体だけでなく映像ソリューションを納入することが決まっている。2万ルーメンの高輝度プロジェクターほか同社の機器が、開閉会式の演出に貢献する。

 さらに、35ヵ所ある競技会場にも過去最大規模の大型スクリーン(72画面、合計1886平方メートル)を設置。ビデオ判定システムも納入し、競技そのものも支える。

1988年から続くパナソニックのパートナー契約

技術パートナーとしての歩み

2万ルーメンの高輝度プロジェクター「PT-DZ21K2」。開閉会式会場に約110台設置する

マルチ放送規格の2MEライブスイッチャー「AV-HS6000シリーズ」

放送用カメラシステム「P2HD」シリーズは、大会映像記録機器に採用されている

 このほか、会場や選手村、メディアセンターなどへテレビを約1万5500台、DLPプロジェクターを約210台、システムカメラを約40台、放送用スイッチャーを約70台納入する予定。放送機器の納入予定もある。

聖火リレーとパブリックビューイング会場の技術サポートも実施する。競技以外でも五輪を支える

パナソニック ブランドコミュニケーション本部 宣伝部 スポンサーシップイベント推進室 オリンピック・パラリンピック課 課長 小杉 卓正氏が登壇した

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