内蔵プロセッサーに
Celeronを採用した高機能モデルもある
第1回は2万円台のNASキットを紹介した。第2回の今回は3万円台の2ベイNASキット4モデルを紹介していこう。
3万円以下の製品との最大の違いは内蔵プロセッサーとハードウェアトランスコードサポートの有無だ。とくにプロセッサーにインテルのCeleron系を採用する製品がある点に注目だ。
デュアルコアCeleron採用で
DTCP-IPに対応したASUSTOR「AS3102T」
1台目のNASキットは、ASUSTOR「AS3102T」だ。ARM系プロセッサーを内蔵した「AS1002T」より7000円高くなるが、プロセッサーには2コア、定格1.6GHz動作のインテル「Celeron N3050」を採用。
PC自作ユーザーにはおなじみだが、インテル製CPUの多くはグラフィックス機能や強力な動画再生支援機能を内蔵している。「AS3102T」は、そんなインテル製CPUが備える機能を使うことで、HDMI出力や4K映像再生、高速なトランスコードなどが可能になっている。
アプリの「sMedio DTCP Move」によりDTCP-IPへ対応するほか、高速なトランスコードを可能にするASUSTOR独自開発のHyper-Transcoding技術に対応。HDMI出力端子も装備しているので、リビングのテレビ横に置いてマルチメディアプレイヤーとしても使える。
そのほかホームユースではあまり必要性は高くないが、ハードウェア暗号化エンジンを搭載している。ホームとビジネスユースの両方で使える考えていた人は注目だろう。
ASUSTOR「AS3102T」スペック表 | |
---|---|
CPU | Intel Celeron Dual-Core 1.6GHz(ブースト2.16GHz) |
メモリー | 2GB |
LAN | Gigabit LAN×1 |
USB | フロント USB 3.0×1、リアUSB 3.0×2 |
HDMI出力端子 | 搭載 |
ハードウェア トランスコード |
対応 |
DTCP-IP | 対応(sMedio DTCP Move) |
寸法 | 102(W)×218(D)×165(H)mm |
実売価格 | 3万円前後 |
製品情報URL | https://www.asustor.com/product?p_id=44&lan=jpn |
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