このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

2発のダイナミック型ドライバーがヤバい

5万円イヤフォン「DN-2002」は価格破壊? 未体験の低音だ

2016年05月10日 12時00分更新

文● 四本淑三

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 台湾からまた大変化球がやってきました。DUNU TOP-SOUNDから、同ブランドのフラッグシップとなる「DN-2002」が登場。最近流行りの「ハイブリッド型」イヤフォンの設計を得意とするメーカーの、フラッグシップモデルです。要するに一番高いやつ。

 なので、まず価格を申し上げますと、4月末から先行発売を始めたe☆イヤホンでは、なんと4万9800円で売られています!

 うへーっ! さすがフラッグシップ! たっけー!

 と、思わずエクスクラメーションマークや長音記号を多用して驚いたフリを装っていますが、10万円や20万円のイヤフォンを見慣れてしまうと、特に変な値段とも思えません。むしろ、こんな独創的な構成の製品が、この値段で出てくるのか、という驚きのほうが大きい。

 このイヤフォンの新奇性は、2発のバランスドアーマチュア型ドライバーと、2発のダイナミック型ドライバーを使ったハイブリッド型という点にあります。

 いいですか、2発です。ダイナミック型ドライバーが、2発。

 ダイナミック型2発で思い浮かべるのが、まず音茶楽の「Flat-4」シリーズです。ドライバーを対抗位置に配置し、2ユニット間を音響チューブで接続することで、様々な特性を改善し、ダイナミック型の枠を超えたスーパーな性能を得ています。しかし、DN-2002は外観を見る限り、そうした構造にはなっていません。

 覚めた目で言うと、それで一体どうなるのか謎。しかし、実際に聴いてみると、これは4万円台やむなし。その出音に、私はかなり説得されてしまいました。

 価格からして最初から買うつもりのない貴方も、ぜひ続きをお読みください。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中