台湾からまた大変化球がやってきました。DUNU TOP-SOUNDから、同ブランドのフラッグシップとなる「DN-2002」が登場。最近流行りの「ハイブリッド型」イヤフォンの設計を得意とするメーカーの、フラッグシップモデルです。要するに一番高いやつ。
なので、まず価格を申し上げますと、4月末から先行発売を始めたe☆イヤホンでは、なんと4万9800円で売られています!
うへーっ! さすがフラッグシップ! たっけー!
と、思わずエクスクラメーションマークや長音記号を多用して驚いたフリを装っていますが、10万円や20万円のイヤフォンを見慣れてしまうと、特に変な値段とも思えません。むしろ、こんな独創的な構成の製品が、この値段で出てくるのか、という驚きのほうが大きい。
このイヤフォンの新奇性は、2発のバランスドアーマチュア型ドライバーと、2発のダイナミック型ドライバーを使ったハイブリッド型という点にあります。
いいですか、2発です。ダイナミック型ドライバーが、2発。
ダイナミック型2発で思い浮かべるのが、まず音茶楽の「Flat-4」シリーズです。ドライバーを対抗位置に配置し、2ユニット間を音響チューブで接続することで、様々な特性を改善し、ダイナミック型の枠を超えたスーパーな性能を得ています。しかし、DN-2002は外観を見る限り、そうした構造にはなっていません。
覚めた目で言うと、それで一体どうなるのか謎。しかし、実際に聴いてみると、これは4万円台やむなし。その出音に、私はかなり説得されてしまいました。
価格からして最初から買うつもりのない貴方も、ぜひ続きをお読みください。