実写比較ではGalaxy A8が
デジイチに近い結果に
ここからは実際に撮影した画像を比較する。撮影対象はいつものぬいぐるみ、造花、カラータイル。キヤノンのデジタル一眼「EOS 70D」でもオートで同じ被写体を撮影し、デジイチの写真と比較した。カメラの設定はここでも初期設定のままだ。
まずQua phoneだが撮影した画像がことごとくピントが甘く、オートで撮影しているとなぜかハッキリと撮れない。特段変な姿勢や手振れするような環境でも無いのだが……。被写体との距離のせいだろうか。この点はなるべく考慮にいれないよう配慮した(難しいが)。
その結果、Galaxy A8をここでは勝ちとする。決め手はアヒルの人形と背景のカーテンの色。ウサギとカラータイルはGalaxyの鮮やかな色になっているが、これは造花もそうで、クッキリと撮れておりベストな1枚だ。
Xperia Z5 PremiumはF値の差が出るかと思われたが、Galaxy A8と遜色ない印象。カラータイルやウサギの人形は明るめに、アヒルの人形がほんの少し暗いだろうか。背景のカーテンもちょっと黒みがある。Qua phoneもXperiaに近い印象。カラータイルとウサギは明るめ、アヒルの人形は色が若干強く出ているのか、黄色、唇のオレンジが濃くなっている。
暗所撮影でもGalaxy A8の勝ち
続いて暗所撮影。一般的なオフィスよりもかなり暗めの150ルクス前後に被写体の明るさを設定。アヒルの人形とカラータイルを並べた。こちらもデジイチと写真を比較している。フラッシュは使わず、撮影モードもオートのままだ。
これもGalaxy A8の勝ちとする。アヒルの人形、カラータイルが近い印象。背景はGalaxyのほうがグレイで、デジイチのほうは黄色みがかっており、床の色もデジイチは黄色っぽくGalaxyは綺麗な白。
Xperia Z5 Premiumはアヒルの人形が暗め。ただこのアヒルの人形若干汚れており、その汚れが上手く表されているとも言える。全体的に少しグレイの色が強い印象。Qua phoneは背景が緑っぽいものの、アヒルの人形はデジイチに近い印象で、ピンボケしていなければと思わせる。
インカメラ比較でもGalaxy A8!
インカメラの比較も行なった。これは暗所撮影の被写体にシーラカンスの人形を足して撮影。こちらは単純に筆者の主観で勝利機種を決める。
これもGalaxy A8の勝ち。レンズの明るさが如実に出ており、アウトカメラで撮影した画像とほとんど変わらない印象。他の2機種では潰れてしまったシーラカンスの口の中もしっかり見える。
続くのはXperia Z5 Premium。ここではF値の差だろうか暗めの写真になった。アヒルの人形は黒く、背景のカーテンは緑っぽい。アウトカメラの画像と見比べると解像度の粗さも若干感じる。
Qua phoneはピンボケしたというよりも、単純に解像度が低いせいだろう。Xperiaの画像をさらに悪化させた印象で、背景のカーテンは緑よりも青みがかっている。シーラカンスの顔は黒く潰れてしまった。
この連載の記事
-
第212回
スマホ
3キャリアの主力ハイエンド機「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」のスタミナ比較 -
第211回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」でカメラ勝負! -
第210回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決 -
第209回
スマホ
3キャリアの主力販売モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」を比較 -
第208回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのスタミナは? -
第207回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのカメラをチェック -
第206回
スマホ
キャリアのミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」の速度比較 -
第205回
スマホ
主要3キャリアの最新ミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」を比較 -
第204回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイスペック機のスタミナテスト -
第203回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイエンドスマホのカメラをチェック -
第202回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較 - この連載の一覧へ