4型両面ディスプレーで折りたためる!
FREETEL「MUSASHI」
いまだに根強い人気を誇る折りたたみ式の従来型ケータイ。テンキーで直感的に電話をかけられる操作性は確かに便利だ。この折りたたみ機構とスマホを融合させた端末はこれまでいろいろとリリースされたが、いまだメインストリームに立てないままだ。
そして気がつけば右も左も似たような板状のデザインのスマホだらけになってしまったが、そこに風穴をあけるべく登場したのがFREETEL「MUSASHI」である。
4型(480×800ドット)のディスプレーを両面に搭載し、開いていても折りたたんでいてもタッチ操作ができる。ただし、同時に両面を同時に使うことは不可能で、開いている間は背面のディスプレーは無効となる。
スペックはCPUに1GHz動作のクアッドコア、メモリー1GB、内蔵ストレージ8GB、カメラはリアが800万画素、リアが200万画素とエントリークラスだが、画面解像度が低いこともあって、意外とサクサクと動作する。
本体サイズは約63.1×123.1×17.6mmと、以前のケータイからは一回り大きい。また、ディスプレーを2枚積んでいるだけあって、重さは198gとヘビー級。テンキーをはじめ、懐かしいレイアウトなので、一見片手で操作できそうだが、横幅が結構あるのでやや押しづらいボタンもある。
価格は2万4800円(税抜)と比較的抑えめなので、衝動買いもしやすいだろう。
「MUSASHI」アスキー編集部クロスレビュー
ドロイドさん「予想以上に実用的。普通のスマホに飽きた人は買い!」
よく使う「戻る」キーが遠い(十字キーの右上)、現時点で日本語入力がOpenWnn、そもそもデカい、とツッコミどころはいろいろあるのだが、予想以上にスムーズで実用的。普通のスマホに飽きた人には税抜2万4800円の価格はバーゲンと言ってもいいです。ただし、本来の想定ユーザー層(?)であるところのガラケーユーザーのウチの母親に勧めるのは……ちょっと難しいかな。
スピーディー末岡「変態端末ユーザーなら迷わず買えよ! 買えばわかるさ!」
ギミックだけなら最高。開いてもたたんでいてもタッチが使えるのは便利。テンキーでの操作はもはやノスタルジーを感じるレベルだが、フィーチャーフォンに慣れている人なら使いやすい。ただ、4型とはいえディスプレーが2枚あると上部が重く、持ったときのバランスがやや厳しい。また、ボタンも大きすぎなのが気になった。
ゆうこば「バッテリーが交換でき、お気に入りボタンに任意のアプリを登録可能」
スマホとしてもガラスマとしても使えるという変態端末。ディスプレーが2つある影響で、約198gとサイズの割に結構重く感じた。好印象だったのはバッテリーが交換できる点と、正面のお気に入りボタンに任意のアプリを設定できる点。残念なのは、ハードウェアキーが独自実装のため、一般の日本語入力アプリを入れると誤作動が発生するところ。標準IMEの変換精度にはやや不満が残る。
FREETEL「MUSASHI」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 4型液晶 |
画面解像度 | 480×800ドット |
サイズ | 約63.1×123.1×17.6mm |
重量 | 約198g |
CPU | MT6735M 1.0GHz(クアッドコア) |
メモリー | 1GB |
ストレージ | 8GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大128GB) |
OS | Android 5.1 |
対応ネットワーク | LTE:1/3/8/19、W-CDMA:1/6/8/19 4バンドGSM |
カメラ画素数 | リア:8メガ/イン:2メガ |
バッテリー容量 | 2000mAh |
防水/防塵 | ×/× |
指紋センサー | × |
SIM形状 | microSIM×2 |
カラバリ | ブラック、シャンパンゴールド、ホワイト |
私たちがレビューしています!
クロスレビュアー紹介
ドロイドさん ASCII.jpのスマホ班リーダー。会社員なのに自費で常に多数のスマホを契約中。料金・通信速度に加えて、端子部分のキャップがどうこうなど、スペック表に載らない違いなど細かな話が大好き。
スピーディー末岡さん ASCII.jp編集部所属。Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。座右の銘は「スペック良ければすべて良し!」
ゆうこばさん アスキーのウェブ&電子版そしてムックでモバイル分野を担当。キャリアスマホは常にXperiaで、現在の「Xperia Z5 Premium SO-03H」で5台目。外ではついウェブを見てしまうので、データ量的にもバッテリー的にもサブ端末として格安SIM運用のSIMフリースマホが欠かせない。常に飯テロ写真を撮り続けており、Googleマップに投稿し続けていたら、ようやく「ローカルガイド」のレベル4に昇格したのが最近のトピックス。
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