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MSオフィス中心ならSurface Pro 4よりオススメ!? 「ideapad MIIX 700」レビュー

2016年04月30日 10時00分更新

文● ASCII

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解像度2160×1440ドットの12型液晶ディスプレー

 「ideapad MIIX 700」の12型液晶ディスプレーはIPS方式パネル採用により視野角が広く、なおかつ400nit(400cd/m2)という高めの輝度のため、なかなか見栄えのあるディスプレーとなっている。iPhone 6s/Plusの最大輝度が500cd/m2なので、どの程度の輝度か想像しやすいだろう。10点マルチタッチに対応しており、実際に操作した際の反応も申し分ない印象だ。

「ideapad MIIX 700」の12型液晶ディスプレーはIPS方式パネル採用により視野角が広く、なおかつ400nitと輝度が高め。最大解像度は2160×1440ドット

 最大解像度が2160×1440ドットという点もポイントで、一般的なノートPCに多いフルHD(1920×1080ドット)解像度よりも多くの情報を表示させやすく、レポート作成などの効率が良くなる。エクセルで数値データを表示させたり、ブラウザーで資料用サイトを表示させたりしながら、ワードでレポートを書くという場面で大いに役立ってくれるのだ。

 またアスペクト比が3:2のため、縦位置で資料データを表示する場合などは、まさに(紙の)書類を扱っている印象を受けるだろう。職場や大学のゼミなどで、相手に画面を見せながら打ち合わせという場合に便利だ。

キーボード付きカバー「キーボードフォリオ」

 キーボードフォリオのキーストロークは約1.2㎜で、タブレット付属キーボードとしてはキータッチは十分なもの。タッチパッド搭載により「ideapad MIIX 700」をノートPCのように使え、文章作成時などの操作感もいい。ただ、この手のタブレット用キーボード共通の特徴として、キーを強めに打つと多少たわむ傾向にある。もっと剛性の高いキーボードを望む方もいるはずだが、その場合タイプ音が大きくなる可能性があるため、授業中の教室や図書館、会議中などは気にする方が出てくるだろう。この点は好みの影響が大きいため、実機に触る機会があったら確認しておいたほうがいい。

キーボード付きカバー「キーボードフォリオ」は、タブレット付属キーボードとしてはキータッチは十分なもの。Enterキー、右Shiftキーが小さめな点が気にかかるところ。個別のキー形状は、ThinkPadシリーズでもおなじみの、下側部分が丸みをおびたデザインとなっている

フルサイズのUSB 2.0端子、USB 3.0端子採用で、周辺機器をつなぎやすい

 インターフェースとしては、右側面にMicro HDMI端子、USB 3.0端子、ボリュームボタン、電源ボタンを配置。左側面には、USB 2.0端子(給電機能付き)が配されている(microSDカードスロットは背面側にあり、可動式スタンドで隠れている)。

 コンパクトなタブレットでは、インターフェースとしてmicroUSB端子しか使えないものが多いのだが、「ideapad MIIX 700」はフルサイズのUSB 3.0端子とUSB 2.0端子を搭載している点がありがたい。周辺機器を接続する際に、「ideapad MIIX 700」のためだけに変換ケーブルを用意するという手間がなくていいからだ。またUSB 2.0端子は電源兼用で、電源ケーブルおよびACアダプターとつないで「ideapad MIIX 700」を充電できる。このほかBluetooth 4.1を採用しており、最新のBluetooth接続機器も利用しやすい。

右側面にMicro HDMI端子、USB 3.0端子、ボリュームボタン、電源ボタンを配置

左側面には、USB 2.0端子(給電機能付き)が配されている

USB 2.0端子は電源兼用で、電源ケーブルおよびACアダプターとつないで「ideapad MIIX 700」を充電できる。電源ケーブルに合わせた形状になっているが、一般的なUSBケーブルはなんの問題もなく使える

電源ケーブルの端子は特殊な形状になっており、誤ってUSB 3.0端子に挿してしまわないよう配慮されている

電源ケーブルおよびACアダプター

天面側はヘッドホン出力・マイク入力兼用端子のみ

底面には、キーボード接続用の端子が配置されている

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