ASUSはZenシリーズのアクセサリーが中心
ASUSは昨年のミラノサローネで「Vivo Watch」を発表していましたが、今年は新製品の発表は無し。しかし、昨年と違うのはZenFone、ZenPadの製品数が一気に拡大したことですね。そんなことから各モデル向けの別売カバーやアクセサリなどをインテリア雑貨のように並べて展示。
たとえば「ZenWatch 2」はスマホとの連携のデモは一切なし。純粋に腕時計としての美しさをアピールするために、台湾で登場した「本革ブルークリスタルダイヤモンド」バージョンを展示。値段は一般版の倍で、装飾の付いた青い革ベルトが上品な一品。このまま腕時計ショップに並んでいてもおかしくないルックスです。
Androidスマホからでも使える小型のプロジェクターは、同社が発売中のモバイルプロジェクター「ASUS S1」よりも小型サイズ。S1同様にマイクロUSBからHDMI出力してそれを壁などに投影可能。ポケットにも無理なく入るサイズなので、ぜひ発売してほしいものです。
QuantumのIoT製品は天気表示板
日本のQuantumはインテリアになるIoT製品を出展。アクリルパネルに天気の絵の描かれた「Kizuki.」はネット接続型の天気表示板。お天気マークのアイコンで現在と12時間後の天気予報を表示。また、最低気温と最高気温を色で赤、オレンジ、白、青の光で表現。朝起きて、パッとKizuki.を見れば今日はどんな格好で出かければいいかがわかるわけです。今年中に発売予定とのこと。
月の形をした「Another Moon」は実際の月の満ち欠けに応じて光り、実際の月と同じ姿を室内で見ることができるというもの。人間の体調は月の状態にも左右されると言いますから、これを見るだけでその日の自分の体調をなんとなく感じることができるかも。
月の状態はアプリを使って自由に変化させることもできます。たとえば、自分の誕生日の月の様子や、仕事がうまくいったとき、あるいは何かの記念日など、特定日の月を眺めながら部屋でくつろなんてのも忙しい現代社会の中に安らぎを与えてくれそうです。
サムスンはTVデザインを再提案
どんな家のインテリアにも調和しそうなスマートなデザインのTV。なんとこれはサムスンがイタリアなどで販売している「Serif TV」。著名なデザイナー「Ronan&Erwan Bouroullec」が手掛けたインテリアとしてのTVで、既存のTVのデザインを一切捨てきった斬新なデザイン。
裏を見てもTVにありがちなコネクター類やら放熱板なども無し。布調仕上げの表面は家具のような印象を受けますね。むしろ、後姿を見せたくなる、そんなTVともいえます。
本体のカラーは白、ダークブルー、赤の3色。画面サイズは24型、32型、40型の3タイプ。解像度は4KでスマートTV機能も搭載。スマホやタブレット、そしてPCを接続するモニターとしても使いたいもの。ヨーロッパの一部国だけの販売ですが、これはぜひ日本でも発売してほしいものですね。
ミラノの街のなかでみつけたこんなものも
街中で開催されているイベントの総称は、サローネの外側(別イベント)という意味で「フォーリサローネ」と呼ばれます。イベントホールに企業が集まったり、あるいは普段は営業しているショップがそのままイベント会場になったりします。そんな普通のお店にあるものでもちょっとモバイル的に使えそうなものがいくつかありました。こちらは家具メーカーの店にあった、サンプル用のミニチュアソファー。なんと実物と同じ本革製。これがスマホを乗せるのにぴったり。トリニティの「NuAns NEO」のようなデザインのいい端末の置き場によさげです。これは売ってほしいなあ。
何をやっているのかよくわからないイベントもありました。こちらは道路の真ん中の島部分を砂浜に見立てたイベント会場。ファッションブランドのトミーヒルフィガーとマイクロソフトの共同ブースのようなもの。レースを付けて記念撮影なども楽しめます。
撮影はスタッフがスマホを使い、その場でプリントしてもらえます。そのスマホがLumiaなのでかろうじてこのイベントにマイクロソフトが絡んでいることがわかります。とはいえ、来場者の何名がこの端末に気が付くことやら……。