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うわあああああああ

確実に起きる、めざましイヤホンにこの世の終わりを感じた

2016年04月16日 12時00分更新

文● 四本淑三

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本体の大きさは幅106×奥行き30×高さ20mm(イヤフォン・コード含まず)、重さは約50g(電池・ステレオミニプラグケーブル含まず)

 ここはどこ? 私は誰?

 そんな電車の乗り過ごし事故を未然に防ぐ最終兵器。それがキングジムの「めざましイヤホン NMR10」です。なんとハウジング内にバイブレーターを内蔵し、タイマーをセットしておくと、この世の終わりのような衝撃をあなたに与えます。これで酔っぱらって帰る金曜の夜も安心です。

 そして季節はまさに春。だから毎日が眠い。会社でも隙を見つけて眠りたい。さりとてアラームが鳴り響いては周囲の目もあるしマズい。そんな状況下におかれた方にも好適です。

 4月22日発売予定で、価格は6480円の予定。これをお借りして実際に使ってみました。

バイブの強さは3段階

 イヤフォン以外に、タイマー設定ボタンとモノクロ液晶の付いた本体がドーンとついてきます。この外部入力端子に、スマートフォンなどのイヤフォン出力をつないで使います。本体外周にはコードを巻きつけるレール、ストラップホールもあり、日常的利便性に対する配慮は、いかにも文具メーカーの製品らしい。

 電源は単4電池1本。バイブレーターの振動は小・中・強と3段階から選べますが、中を選んで1日1回アラームを使った場合は、アルカリ乾電池で約6ヵ月、エネループで約4ヵ月使えるということです。なお、この電源はタイマーとバイブレーターを駆動するためのもので、アンプは内蔵していないし、音量調整機能などもありませんが、電池がない状態でも音楽は聴けます。

 イヤフォンは10.5mmダイナミック型ドライバーを使ったカナル型です。ハウジングの外観はチープなプラスチックで、音質もiPhoneなんかに付いてくるおまけイヤフォン程度の音ですが、カナル型なので遮音は圧倒的にマシ。ハイは全然伸びていませんが、これも低音しか出ないような、ちょっと高いだけのイヤフォンよりマシ。

 総じて、酔っぱらいが帰りの電車で使う音響装置としては、十分以上の性能です。

コードはY字型で長さは約1.1m。イヤーピースはごく薄いシリコン製の、装着感優先で遮音性控え目なタイプ

 インピーダンスは19Ω、出力音圧レベルは94dB/mWなので、大抵のスマートフォンで十分な音量が得られるでしょう。イヤーピースはXS、S、M、Lと4サイズ付いてきますが、特にXSなどは一般的なオーディオメーカーの製品にはないくらいの極小サイズで、これはぜひ女性にも使ってほしいということでしょう。

付属品はスマートフォンなどと本体をつなぐステレオミニケーブル(長さ約50cm、ストレート-L型)、イヤーピースはXS、S、M、Lの4サイズ

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