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「まちエネ」

電気を使ってコンビニで得をしたり、Pontaポイントが貯まるMCリテールエナジーの電力自由化

2016年04月07日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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 電力自由化の新規参入会社紹介の5社目は、MCリテールエナジーによる電気プラン「まちエネ」。あまり聞き覚えのない会社名だと思うが、MCリテールエナジーは、三菱商事とローソンが共同出資して設立した、電力小売事業を専門とする企業だ。

 ローソンが出資していることでもわかる通り、電気料金によってコンビニで得をすることができる。それではMCリテールエナジーの電力サービスを紹介しよう。

MCリテールエナジーの電力自由化についてのWebサイト。料金シミュレーションもできる

世界中で発電事業を手掛けている三菱商事

 MCリテールエナジーに出資している三菱商事は世界中で発電事業を手掛けており、日本でも電力自由化が始まった2000年から、新電力第1号となる会社を設立し、法人向けに提供してきた実績がある。その発電はCO2排出の少ない天然ガスやバイオマスによる電力供給となっている。

すでに16年の実績のある三菱商事の発電事業

電力サービスプランは1つだけ

 これまで紹介してきた電力サービスでは、さまざまなプランが用意されていたが、「まちエネ」ではプランはたった1つ。選択肢がない分、逆に迷ったり、不明瞭であったりしないというのが特徴だ。

「まちエネ」の電気料金のイメージ。割引はPontaポイントによる還元も含まれているので注意が必要だ

 「まちエネ」で割引となるのは第3段階の料金。つまり、300kWhを超える分の料金だ。東京電力が29.93円なのに対し、「まちエネ」では27.24円となっている。平均的な電気使用量が約390kWh/月と考えると、90kWh分、単価が2.70円ほど安くなり、240円ほど安くなるイメージだ。もちろんそこまで電気を使わない家庭でも、ポイント還元などのサービスがあるので、まったく安くならないわけではない。

「まちエネ」の特徴はPontaポイントやローソンで得をすること

 「まちエネ」を通じて電気を購入すると、Pontaポイントがもらえたり、ローソンからクーポンをもらうことができる。

電気代1000円につきPontaポイント10ポイントがもらえる

さらにローソンで使えるクーポン券がメールで届く

 また、「まちエネ」会員になると、ローソンチケットの特別優待があり、さまざまなエンターテインメントをお得な料金で楽しむことができる。例えば、映画では500円割引でチケットを購入できる割引チケットが用意されている。1800円の映画代が1300円になると考えるとかなりお得だ。

 現在、サービスが始まったばかりということもあり、4月末まで入会キャンペーンも行なわれている。このキャンペーンでは最大500ポイントのPontaポイントがプレゼントされ、契約手数料も無料になる。

 「まちエネ」は、普段、ローソンを活用している人であれば、一度検討したい電力サービスだ。

 次回は、JXエネルギーの電気サービス「ENEOSでんき」について解説する。

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