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ReadyNASをオフィスでとことん活用する!実践使いこなし術 第9回

OS内蔵のシンプルな自動バックアップツール、設定も簡単

Macの「Time Machine」でReadyNASにバックアップしてみる

2016年04月05日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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Mac側からReadyNASに接続、バックアップを実行する

 続いてMac側で、Time Machineのバックアップ先を設定する。ReadyNASと同じLAN内にあるMacで「システム環境設定」>「Time Machine」を起動し、スイッチを「入」に切り替える。

 「バックアップディスクを選択」ボタンをクリックすると、Time MachineはLAN内を自動的に検索して、バックアップ先として使えるサーバーを探す。前述のとおりReadyNASが設定されていれば、この一覧に表示されるはずだ。選択して「ディスクを使用」をクリックすると、ReadyNASにアクセスする際のユーザー名とパスワードの入力が求められる。

バックアップ先を指定し(左)、ReadyNASに接続するためのユーザー名/パスワードを入力する

 Time MachineがReadyNASに接続すると、数分後には自動的にバックアップ処理がスタートする。初回はMacが搭載するドライブ丸ごとをバックアップするため時間がかかるが、2回目以降は差分バックアップになるので処理は短時間で済むはずだ。

 なお、バックアップディスクの選択画面で「バックアップを暗号化」にチェックを入れておくと、次の画面でパスワード入力が求められる。このパスワードを知らなければリカバリできないので、暗号化する際にはパスワードを忘れないように注意しなければならない(Macのキーチェーンに登録することもできる)。

 なお、Time Machineでバックアップしたデータからのリカバリ方法については、アップルのサポートページを参照してほしい。ファイルごとの復元とシステム全体の復元では、リカバリの方法が異なる(リンクは本文末参照)。

* * * * *

 以上、今回はTime Machineツールを使ったReadyNASへのバックアップ方法を紹介した。OS内蔵のシンプルなツールなので設定が簡単で、何より無料で(追加コストなしで)使えるのが嬉しい。

 ただし、Time Machineは用意されたバックアップディスク容量をフルに使う仕組みになっているので、気づかないうちにディスク使用量が大きくなる可能性もある。Time Machineへの割り当て容量は使用開始後も変更できるので、最初は少なめに用意しておき、必要に応じて増やしていくという運用が良いだろう。

(提供:ネットギア)

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