PC/ファイルサーバー上の個人情報ファイルを検出、新たに「移動」「削除」も可能に
レピカ、個人情報ファイル検出「P-Pointer」シリーズに新製品
2016年03月30日 06時00分更新
レピカは3月28日、PC/ファイルサーバー上の個人情報検出ソフト「P-Pointer」シリーズの新製品「P-Pointer File Security」を発表した。従来製品で提供してきた個人情報ファイルの高速なスキャン機能に加えて、新たに当該ファイルの移動や削除も自動実行できるようになった。
P-Pointerシリーズは、従業員のPCや社内ファイルサーバー上にあるファイルをスキャンし、個人情報と思われる単語や数列パターン(住所や氏名、メールアドレス、マイナンバー、クレジットカード番号など)を含む“ルール違反”ファイルを検出するソフトウェア。管理者側から社内PCの検索を一斉実行して、ルール違反ファイルをリストアップすることもできる。
今回のP-Pointer File Securityでは、これまでサードパーティ製品と連携させなければできなかった検出ファイルのフォルダ移動や削除の処理(自動/半自動/手動)が可能になった。これにより、社内の個人情報管理にかかる管理者の工数を減らすことができる。また、これまで別製品で対応していたクライアントPCとファイルサーバーの両方に対応している。
さらにレピカでは、今後のバージョンアップで「個人情報を含むファイルのパスワードロック」や「通知機能」「APIによる他システムとの連携機能」などを搭載していく予定だとしている。
P-Pointer File Securityの参考価格(税抜)は、PC検索の場合が100ライセンス60万円、ファイルサーバー検索の場合が80万円(ディスク容量5TB以下)となっている。対応OSは、管理サーバーがWindows Server 2008 R2 SP1以降/Windows Vista SP2(各64ビット版)、エージェントがWindows Vista以降/Windows Server 2008以降(各32/64ビット版)。4月から販売を開始する。
なお、シリーズ製品であるクライアントPC向けの「P-Pointer」、ファイルサーバー向けの「P-Pointer EXA」についても販売を継続するとしている。