冨田さんと解良さんが作ったからトミーカイラ。人気レースゲーム「グランツーリスモ」シリーズにそのクルマが収録され、一躍名前が広がったチューニングカーブランドだ。2003年に会社は倒産したが、その後はブランドとして継承され、現在は京都の「GLM」が電気自動車として製造・開発を行なっている。
往年の名車であるトミーカイラ・ZZの名前を継ぎ、電気自動車として生まれ変わったのが2013年。2014年には国土交通省から量産電気自動車として認証を受けた。電気自動車化にあたって、旧モデルからのパーツ流用はなく、すべてイチから設計し直しているとのこと。
そんなトミーカイラ・ZZがレンタカーとして借りることができるのだ!
コインパーキングで知られるタイムズ(タイムズモビリティネットワークス)は、レンタカー事業も行なっており、普通車のレンタルとは別に、スポーツカーや高級車、旧車などを借りられる「Service X」というサービスも展開している。この中で、EVスポーツコンパクトである、トミーカイラ・ZZが新たにラインナップに加わったのだ。なお、レンタル開始は4月1日からで、予約は前日31日より可能。
Service Xは、ポルシェやロータス、BMWにアウディなど、憧れのクルマが借りられるサービス。料金は1時間2700円~と割高だが、普段乗ることができないようなクルマに乗ってプレミアムな体験ができる。トミーカイラ・ZZは、タイムズカーレンタルタイムズステーション有楽町イトシア店に1台導入される。この車種のみレンタル時間の制限があり、最初は1時間のみ。充電の問題もあり、それ以上の時間は厳しいようだ。また、レンタル料金も1時間3780円と、ほかの車種より高めの設定になっている。また、オープンカーで窓がないため、雨の日のレンタルは向かない。
今回、試乗の機会があったものの、雨が降ってしまったため、残念ながら中止に。せっかくなので、EVのトミーカイラ・ZZを写真で紹介する。