1/35戦車くらいならちょうどいい0.3mmのハンドピース
空気圧調整に関しては、ワタシが使っているプラチナシリーズのハンドピースには空気圧調整機能が付いているので、L5のほうでは無調整の全開状態にしています。
いつも使っているプロコンBOY WAプラチナダブルアクションタイプ0.3mm PS-269の噴射口の大きさは0.3mmで、プラモ用としては標準的なサイズ。大きな船などを塗装するには0.5mmなどもう少し大きい方がいいですし、小さなプラモや細かい迷彩の塗装をするには0.2mmの方がやりやすく、ウチにも0.5mmと0.2mmがあるのですが、よく作っている1/35戦車ぐらいの大きさのプラモには0.3mmがちょうどいい感じです。
製品名のダブルアクションというのはエアと塗料の吹き出しを行なう方式のひとつで、これもまたプラモ用としては標準的なタイプ。ボタンを押すとエアが出て、そのまま手前に引くと塗料が出ます。エアも塗料も、押し具合と引き具合を変えることで吹き出し量を調節することができます。
ボタンの前についているのは塗料を入れるカップ。本来は塗料を「うすめ液」で薄めてから入れるのですが、いつもうすめ液を入れたあと同量よりちょっと少ないぐらいの塗料を入れてかき混ぜています。先端の吹き出し口を緩めて吹き付け動作をすると、カップの中にボコボコとエアが逆流してきて塗料をかき混ぜられるのです。
後端に付いているネジは、塗料の最大量の調整です。ねじ込んでおくと、途中からボタンを引けなくなるので、それより多い塗料が出ることがありません。ワタシはあまり使いませんが、細かい部分を塗るときには便利です。
実はエアブラシを買ったのはこれが初めてではありません。
大学生のころ、遊ぶと言えば西麻布・六本木みたいな時代で、カフェバーやらプールバーが大人気。夏はテニス冬はスキーのサークルに3桁の人が集まるなど、オタクなワタシには住みづらいというか、居心地の悪い感じでした。入学早々、コンピューター部に入ろうかなと文化部の集まる部室棟に行ったのですが、なぜか途中で軽音楽部につかまりそのまま入部。
軽音楽とは名ばかりの洋楽系ハードロックが中心の部で、オタク的趣味があると言い出せず、アニメとか全然観ないしプラモとか作ったりしないっす! みたいな態度を取っていました。
そんな学校生活の反動か、帰宅するとオタク趣味が全開になり、アニメのLDを観つつプラモ三昧。完成させては近所の小学生にあげたりしていました。最初は筆塗りでしたが、あるとき、一念発起して雑誌でイチオシされていたオリンポスの4004Tを購入。そして使ってみて、それはもうビックリしたのなんの。自分のプラモの腕が上がったかと錯覚するほど筆塗りとは段違いです。
エアブラシってすげー! と思ったのですが、就職後は製作時間が取れなくなり、手放してしまいました。高かったし性能もよかったし、今思えばもったいないことをしたなぁ。
その後は数年で転職。そしてそこからさらに十数年後、プラモ熱再燃のときがやってきたのでした。

この連載の記事
-
最終回
デジタル
本物の元素を1cm角キューブにした”標本セット”を買いました -
第352回
デジタル
全9種類! ミリタリー風「蚊取り線香」ホルダーでどんな線香が使えるのか試してみました -
第351回
デジタル
ミリタリーテイスト満点の「蚊取り線香」ホルダー、こんなモノまでタクティカル! -
第350回
デジタル
「スキンヘッド専用シェーバー」は今年買ってよかったもの大賞、金賞候補です -
第349回
デジタル
スキンヘッド専用シェーバーで頭ツルツル -
第348回
デジタル
靴底補修剤でカカトに空いた穴を直してみました -
第347回
デジタル
ダイヤルを回すだけでフィットするシューズ「DICTATOR」を衝動買い! -
第346回
デジタル
ハンヴィーのシート交換で若干のトラブルが! -
第345回
デジタル
未使用新品&中古美品のハンヴィー用シートをまとめ買い! -
第344回
デジタル
Beatsのヘッドホンが手放せなくなりました -
第343回
デジタル
そっぽを向いていたハンヴィーのタイヤが直りました! - この連載の一覧へ













