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Google(ようやく)ツールバーから PageRank 表示機能を削除

文●渡辺隆広/SEMリサーチ

2016年03月09日 10時06分更新

記事提供:SEMリサーチ

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Google(ようやく)ツールバーから PageRank 表示機能を削除

Search Engine Land によると、米Google は同社の検索ツールバーから PageRank 表示機能を削除することが明らかとなった。今後数週間のうちに、ツールバーには何の PageRank データも表示されなくなるほか、同データを使って PageRank を表示するブラウザ機能拡張やウィジェットも動作しなくなる。

2013年を最後に更新が完全に止まったTBPR

Googleツールバーに表示される PageRank (以下、ツールバーPageRank、TBPR)は、2013年12月を最後に実質的に情報更新が終了していた。翌年、同社の John Mueller 氏が PageRank の更新予定がないことをオンラインQandAセッションで明らかにしており、この時点で事実上終了していたといってよいだろう。今回は、それが公式に機能削除というアクションをもってとり行われるといういうことだ。


Google内部の PageRank と表示用の PageRank

Google は検索システムの内部的には(彼らが呼ぶ)PageRank のシステムを有しており、そこで複雑な計算が行われている。そのデータを11段階の対数目盛で表したものが TBPR だった。今回は TBPR が取り除かれるという意味であって、Google が PageRank というシステムを停止するわけではない。


関連:見える PageRank 見えない PageRank


SEO と ツールバーPageRank

ツールバー PageRank の SEO業界における歴史について最後にまとめておこう。

ツールバーPageRank はかつて SEO 業務をする上では必要不可欠なデータの1つだった。(信じられない人もいるかもしれないが)1999~2003年夏頃まで Google のインデックス更新は30~60日周期、つまり、いったん更新されると次の更新まで検索順位はいっさい動かない仕組みだった。この約1ヶ月毎におとずれる更新=順位変動というお祭りが SEO業界では Google Dance(グーグル・ダンス)という愛称とともに毎度騒がれていたのだが、TBPR はこの Google Dance と同時に発生していた。

当時は更新周期も長く、検索順位も半ば固定化されていたので、その順位変動にあわせて TBPR データを参照することにより SEO の達成度を測定したり、競合分析に活用するには十分に価値のあるデータだったのだ。

これが検索順位が流動化し、絶えず変化するようになってきて状況が変わる。2003年から 通常のクロールを司る Deepbot(※ 当時、現在は用語として用いない)に加えて、日々クロールする Freshbot(同)が登場し、検索順位が日々変動するようになる。2007年頃からは多くの Webページが数分単位で更新されるようになってきたが、TBPR は数ヶ月の単位でむしろ更新が遅くなってしまった。ある時点で目に見えている検索順位と、その時点で見られる TBPR のデータに乖離しはじめたのである。

もともと TBPR は、過去のある時点のインデックスの状態における PageRank データを反映していたが、2000年前半時点ではインデックスの更新周期自体が遅かったため問題にはならなかった。しかしオーガニック検索順位は日々変動しているのに TBPR がいつの時点のものかわからなくなってくると、もはや意味を成さない。それにもかかわらず、中古ドメイン業者は信頼できない TBPR 値に基づいてドメイン売買をしていたわけだが。

Google has confirmed it is removing Toolbar PageRank
http://searchengineland.com/google-has-confirmed-they-are-removing-toolbar-pagerank-244230


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