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携帯基地局を活用して国土のさまざまな情報を収集、活用

NTTドコモ、基地局を利用した地震・津波の予測・監視システムをスタート

2016年03月02日 19時16分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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地震予測システム(左)と「津波監視システム」のカメラ(右)

 NTTドコモは3月2日、携帯基地局を用いた地震や津波に対する予測・監視システムを構築したと発表。3月4日から運用開始する。

 「地震予測システム」は、地震科学探査機構に協力する実証実験。全国16ヵ所の携帯基地局にGPS機器を設置し、収集した地殻変動のデータを地震科学探査機構に提供。基地局のわずかな動きを解析することで地震の予測を図る。

 「津波監視システム」は、全国16ヵ所の携帯基地局にカメラを設置して沖合の海面の様子を確認する。津波の早期発見に役立てるほか、災害時には遠隔地からカメラを操作して被災状況の把握を行なう。

 同社では、地震予測や津波監視を検証・評価し、災害時の移動基地局や電源設備の準備、運用、活用方法について検討するとしている。

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