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アップアップガールズ(仮)がVECLOSの秘密に迫る! 第1回

体験して驚く真空サウンドをアプガが聴く

軽くて音のいいBluetoothスピーカーを探すなら「VECLOS」

2016年03月07日 11時00分更新

文● ASCII 出演●アップアップガールズ(仮)

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音源チェックやBGMを流すのに最適なスピーカーはないですか?

 移動中や外出先での音源やビデオのチェックをどうするかは、移動が多く忙しいアイドルならではの悩み。自宅でも出先でも手軽にいい音で聴くためにはどうしたらいい? パソコンやスマートフォンから直接鳴る音だけじゃ物足りない。それより一歩進んだ、高音質を手に入れる方法はないですか?

 高音質を追求した“真空サウンド”を特徴としたVECLOSはそんな人に注目の製品。アップアップガールズ(仮)のメンバーと、その魅力に迫っていこう。

真空技術搭載の「VECLOS」!
非常にコンパクトで音がいい!

 持ち運びに便利で音もいい。そんなスピーカーを探しているなら、サーモスが開発したBluetoothスピーカー「VECLOS」はいかが?

 ほぼ円筒形の本体は、幅52×奥行き61×高さ94mmと小型。重さも約160g(モノラルタイプ)と軽く、車のカップホルダーやカバンの隙間などにもすっと入ってしまいそうな大きさだ。

 さらにサーモスならではの技術を応用した“真空サウンド”も特徴。筺体の振動を抑制し、スピーカー内部から発生するノイズをシャットアウトするので、より正確でクリアーな音質が実現できるのだ。

真空だから音がいい? 小型でもクリアーな音ならVECLOS

 真空パックや真空管、真空蒸着や真空成型。身の回りを見回してみると“真空”を応用した技術が本当に多いことに気付きます。

 文字通りにとらえると、真空は“真”に“空”という意味です。ただ現実的には本当に何もない空間を作ることは難しく、空気を抜くことで(減圧して)、内部の圧力を周囲よりも低い水準にするのを真空と呼ぶようです。

VECLOS。カラーバリエーションは4色。それぞれステレオ版とモノラル版がある。

 ではなぜ真空状態が便利なのか? 理由はいくつかあります。例えば真空パックは、空気を抜けば、酸素が減る。酸素が減れば、野菜や肉などの生鮮食品が悪くなりにくい(酸化しにくい)という性質を応用したものです。また真空状態には、電気を通しにくくなったり、液体がより低い温度で沸騰したりするといった特徴もあります。

 こんな真空状態を応用し、面白い製品を提供しているメーカーのTHERMOS(サーモス)です。

 最も有名なのは“水筒”や“保温弁当箱”。これらの製品では容器の外側と内側の間に真空の部分を作ることで、内部の熱が外に逃げたり、逆に外の熱が内部に入り込んだりすることを防いでいます。外部からの影響を受けないので、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいままの状態を保てるわけです。

 そんなサーモスが真空技術の新しい応用方法として思いついたのがBluetoothスピーカー「VECLOS」です。魔法びんに似せたちょっと奇抜なデザインを狙ったスピーカ―ではなく、筐体に真空技術を導入することで、音の良さを追求した技術的にもチャレンジがある製品なのです。

VECLOSのポイントはここ! 真空だから高音質で軽い

 VECLOSの特徴は“高真空二重構造”と呼ばれる、ステンレス製の魔法びんと同じ仕組みでスピーカーの高音質化を果たしている点。真空技術で高い断熱性能を持ちます。

 この真空技術がなぜスピーカーに有効なのか。

 その理由は振動にあります。スピーカーは磁石とコイルでコーンを揺らし前方に音を飛ばします。入力した電気信号と同じように正確に、動くべきところではスピーディーに動き、止めるべきところではぴったりと止まるのが理想ですが、実際はなかなか難しいポイントです。

 スピーカーの箱自体の振動もポイントです。ユニットが動けば、その動きに連動して箱も振動しますが、これが音のにごりにつながります。オーディオの世界ではこの箱鳴りをなくすため、箱を重くしたり、素材を工夫したりと試行錯誤が繰り返されてきました。

 VECLOSの特徴は、真空技術によってこの箱鳴りをほとんど感じさせないほど少なく抑えている点です。真空であれば、音の振動を伝える空気がないわけですから、熱だけではなく音も伝えなくなる。魔法びんで培った技術はスピーカー開発にも有益だ。VECLOSの開発者はそこに気付いたわけです。

1. モノラルはわずか160gと軽量! 筒型でカバンにも入れやすい

 振動の抑制のために、真空技術を用いることは本体の軽量化にもつながりました。一般的に振動を減らそうとすると剛性が高く重たい金属などを採用する必要がありますが、あまり重くなりすぎると、机などに置いて使うのにはよくても、持ち運びには適しません。しかし真空構造であれば振動しない点と軽量性を両立できるのです。

サーモスが開発したBluetoothスピーカー「VECLOS」。持ち運ぶ際にはコンパクトな縦置きで、使用する際にはスタンドを使ってスピーカーを斜め上に向け、音が耳にしっかり飛んでくるようにできる。

 また背が低めの魔法びんサイズにしたことは、魔法びん型のスピーカーという“デザイン面での楽しさ”だけでなく、普段魔法びんを入れて持ち運ぶような場所にもおさまりがよく、“持ち運びやすい”という点でもメリットがあります。

 例えば自動車のドリンクホルダーや、リュックサックのサイドポケットなどにうまく収められる点はVECLOSの特徴と言えます。

2. Bluetoothでスマホとも、パソコンともワイヤレスでつながる!

 Bluetooth通信機能やバッテリーを内蔵し、ケーブルレスで使えるという点もVECLOSの特徴です。特にスマートフォンやタブレットのの相性は抜群。iPhoneやiPadで再生中の音楽や動画を気軽に飛ばして使うことができます。

Bluetooth搭載で、タブレットやスマートフォンと相性がいい!

 持ち運んで外で聴くことが多いなら、モノラルタイプの「SSA-40M」がオススメ。カバンはもちろん、パーカーやジャケットのポケットにも入るサイズで、みんなで聴きたいのにスマホの内蔵スピーカーでは不十分という場合などでも便利です。

 よりじっくり高音質に聴きたいというのなら、ステレオタイプの「SSA-40S」。ノートパソコンやタブレットを中央に置き、そのサイドに左右のスピーカーを並べると、音の像がぴったりと結ばれます。映画などのセリフは中央に、アクションシーンでの音の動きもより明確に聞こえてきます。左右のスピーカーはケーブルでつなぐ必要がありますが、設置場所の自由度は高いので、スピーカーは壁際に置きつつ、音楽の再生は手元のスマホで操作するといった使い方ももちろん可能です。、

3. 音がストレートに飛んでくる感覚! 真空構造の密閉型!

 もちろん音も本格派。真空構造を採用し、余計な振動で音のにごりがないため、人の声にとても透明感があって〇。ユニットは直径40㎜(パイオニア製)で高品質な再生にこだわっているとのこと。密閉式でバスレフやパッシブラジエーターのような低域を増強するための仕組みはなく、敢えて低域は出さない設計。その分、人の声(特に女声)はもちろん、金管楽器やトライアングルといった高域方向に伸びた楽器の透明感が優秀で、VECLOSのポテンシャルを生かしてくれるように感じます。

パソコンで映画などを見ながらじっくり聴くと音の良さを実感できる。

高真空二重構造の仕組みが分かる断面モデル

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