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日本マイクロソフト、VAIO、ワンビとの協業で実現

CLOMO MDMがWindows 10対応!不正持ち出しや盗難・紛失対策強化

2016年02月24日 10時30分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 2月23日、アイキューブドシステムズはWindows 10対応とWindowsの管理機能強化を盛り込んだ「CLOMO MDM」のWindows 10対応を発表した。日本マイクロソフト、VAIO、ワンビとの協業で、不正持ち出しや高度な盗難・紛失対策を実現しており、「特定エリア内で利用するWindowsデバイス」と「エリアを限定せず、多種多様な場所で利用されるWindowsデバイス」を一元管理しながら、利用用途や場所に応じた最適なセキュリティ対策やデバイス設定などをリモートで行なえるようになったという。

CLOMOでのWindowsデバイス管理

 CLOMOはスマートデバイスを企業、教育機関、医療機関で導入する際の「情報漏えい対策」や「利用ルールの適用」「状態の監視」を、デバイス、アプリ、コンテンツ、それぞれに対して実現するエンタープライズモバイル管理サービス。日本初のiOS向けMDMサービスとしてサービスを開始し、アップルの「Volume Purchase Program」や「Device Enrollment Program」、インテルの「vProテクノロジー」にいち早く対応し、昨年は日本マイクロソフトとの提携も発表している。iOSやAndroidを中心に、日本国内でのユーザーは6000社以上を数えている。

 今回のWindows対応の強化により、CLOMO MDMからWindowsデバイスに対して「リモートロック」「リモートワイプ(データ初期化)」を行なえるようになった。さらにVAIOが提供する「SecureWipe」を搭載したWindowsデバイスに対しては、より高度な緊急時対策を行なえるようになった。具体的には、SecureWipe機能を利用したVAIO PCにおいて、BIOSから直接SSDやハードディスクに対し、強制的にデータ初期化を実行できる。データ初期化作業中は中断などを行なえないため、従来のBitLockerによるデータ暗号化をベースにした「リモートワイプ」よりも確実な情報漏えい対策を実施できるという。

 また、オプションサービス「CLOMO MDM secured by OneBe」を導入することで、Windowsデバイスのカメラ機能、USB接続やWi-Fi接続などの制限・解除設定を遠隔で行なえるほか、位置情報と連動したセキュリティ対策をWindowsデバイスに対して実施可能。Windowsデバイスに配信したエージェントアプリは「ACアダプタ接続の変化」「Wi-Fi接続の変化」「位置情報の変化」などのデバイス持ち出しポリシーを監視。違反検知時には、ネットワーク接続状況に関わらず、「キーボード、マウス、タッチパネルなどの無効化」「強制ログアウト」「指定パスのフォルダ・ファイル削除」「大音量アラーム」などの情報漏えい対策を自動で行なえるという。

 今後もCLOMO MDMはMDMサービスへの組織・ユーザー情報連携や、各種アプリへのシングルサインオンを可能にする「Azure AD対応」や、デバイス初期設定時の自動化を可能とし、キッティング業務を大幅に効率化する「Azure AD Join対応」など、Windows 10新機能への対応強化や、Windows 10搭載スマートフォンへの対応を進める予定となっている。

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