キヤノンは2月23日、フルHDデジタルビデオカメラ「iVIS HF G40」を発表した。2月25日発売予定で、税抜の直販価格は14万9800円。
従来の「iVIS HF G20」の後継であるが、スペック的には業務向けビデオカメラ「XA」シリーズを踏襲。広角26.8mmの撮影が可能な光学20倍ズームレンズや、総画素309万画素のCMOSセンサー、3.5型の有機ELモニターなどを採用する。
ただし、撮像素子は新規のCMOSセンサーを採用することで、S/N比を3dBほど改善。低照度撮影でもより低ノイズで撮影できるようになった。
また、画作りができる「ピクチャー設定」に「ルック」という項目が追加された。肉眼で見る階調に近づける「高輝度優先」や、ダイナミックレンジを広げる「ワイドDR」などを選ぶことができる。
このほか、無線LANに対応し、PCなどのウェブブラウザーからカメラを遠隔操作できるようになった。
同社はこのほかに、従来比で150%の長時間撮影(約165分)が可能な「iVIS HF R72」(税抜の直販価格は4万5800円)を同時に発表。R72は無線LANに対応し、32GBのストレージメモリーを内蔵するが、SDメモリーカード対応のみの「iVIS HF R700」(同2万7800円)も用意する。
さらに、小型ビデオカメラ「iVIS mini X」に32GBのUHS-I対応SDHCカードを同梱した「iVIS mini X SDKIT」も発表。税抜の直販価格は3万9800円となる。
なお、今回のすべての機種は同社の直販サイトのみでの販売となる。