もちろん、Windows 10もサポート!
マイクロサイトの脆弱性緩和ツール「EMET」の最新版が公開された
2016年02月21日 12時00分更新
Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。
監視報告
脆弱性緩和ツール「EMET」の最新版が公開された
1月29日、マイクロソフトから「EMET」の最新版であるバージョン5.5がリリースされた。もちろん、Windows 10もサポートしている。「EMET」は「Enhanced Mitigation Experience Toolkit」の略で、システムへの攻撃を緩和する機能を有効にすることで、脆弱性の悪用を防止するツールだ。
攻撃を緩和する、というのはちょっとわかりづらいかもしれない。セキュリティホールがあるのであれば更新プログラムで塞ぐのが普通だ。しかし、この手法だとゼロデイ攻撃のように、初めて受ける手法を防ぐことはできない。そこでセキュリティ更新プログラムを適用するまでの対策として、EMETが活躍してくれるのだ。つまり、EMETは何かのセキュリティ機能の代わりになるものではないことに注意。Windows Updateやセキュリティアプリケーションを、きちんと運用する必要がある。
EMETは企業向けの機能だが、個人でも利用することはできる。Microsoft. NET Framework 4.0が必要で、英語アプリだが日本語環境でも動作する。試したい人は「Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) 」からダウンロードしよう。
ただし、マイクロソフトとしてはWindows 10のセキュリティは十分に高めていると考えている。EdgeはEMETの対象外になっているなど、EMETを適用しなくても問題ないとしている。特に必要性を感じていないなら、無理にインストールすることはないだろう。
これでズバッと解決!
Windows 10に対応し、セキュリティ機能を補完してさらに安全性を高めることができる
Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!
この連載の記事
-
第358回
PC
Windows 10でヘッドマウントディスプレーなしでMixed Realityを表示する技 -
第357回
PC
Windows 10で自分だけのお気に入り店舗マップを作成する -
第356回
PC
Windows 10のデスクトップに付箋を貼ってメモ管理する -
第355回
PC
注意! Windows 10、ファイルコピー後「Ctrl+Z」でファイル完全削除 -
第354回
PC
気分をアゲる Windows 10をクリスマス仕様にする方法 -
第353回
PC
瞬間起動、常時接続、長時間駆動のAlways Connected PCが登場する -
第352回
PC
ネットワークの種類でプライベートとパブリックの違いを教えて -
第351回
PC
Windows 10の標準アプリをアンインストールする方法 -
第350回
PC
Windowsの新機能「Sets」、複数アプリをひとつのウィンドウに! -
第349回
PC
Windows 10の動作が変になったら新機能「新たに開始」を試そう -
第348回
PC
Windows 10ではゲームのチート行為をシャットアウト! - この連載の一覧へ