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必要なときに使えない化学電池の弱点を排除

コンデンサー採用で長期間放置していてもOKな手回しラジオ

2016年02月10日 13時43分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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TY-JK5

 東芝エルイートレーディングは2月10日、電池残量ゼロでも長期保管できるコンデンサー式の手回し充電ラジオ「TY-JK5」を発表した。2月下旬に発売する。

 同社従来製品や多くの手回し充電ラジオでは内蔵電池としてニッケル水素充電池を利用しているが、化学電池では残量ゼロのまま長期間(半年から1年間)放置しておくと電池の効率が低下して使用できなくなる可能性がある。

 TY-JK5では内蔵充電池の代わりに電気二重層コンデンサー(キャパシター)を搭載。定期的に充電する必要もなく、長期間電池残量ゼロのまま放置していても、ハンドルを回せばすぐに充電して使用できる。

長期間放置したあとでも約1分間ほどハンドルを回せば利用可能になる

 約2分のハンドル手回しで満充電でき、白色LEDライト装備、手回し発電した電力でスマホなどを充電するUSBポートを備えるほか、単4電池×2本でも動作。ボディーは防水・防塵仕様。ハンドルを1分間回した場合、内蔵コンデンサー利用時にはAV受信約50分(イヤフォン使用時)/約35分(スピーカー使用時)、LEDライト点灯30分間の利用が可能。

 受信周波数はAM:531~1620kHz/FM:76~108MHz(ワイドFM対応)。サイズは幅110×奥行き35×高さ65mm、重量は約188g。

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