スペックと写真で確認! Windows搭載の新「VAIO Phone」
先週ついに発表されたWindows 10 Mobile搭載の「VAIO Phone Biz」。“Biz”の製品名からもわかるようにビジネスユーザーを強く意識しており、法人向けではドコモとの協力も発表されているが、個人ユーザーにもVAIO公式ストアやMVNO経由などで4月に発売される(もちろんSIMフリー)。なお、価格は「5万円台」と発表されている。
このVAIO Phone Bizについて、あらためてスペックと写真でその魅力を確認していこう。
アルミ削り出しのシンプルな筐体が非常に魅力的!
5.5型フルHD液晶と比較的大型のスマホ
今回のVAIO Phoneは、開発をVAIO自らが行なっているのが大きな売りとなっている。実際にアルミ削り出しで作られたシルバーの金属筐体はVAIOらしさであふれている。また、端末の製造自体は協力工場で行なうとのことだが、安曇野工場での検査を経て出荷される「安曇野FINISH」もうたわれている。
主要なスペックは、CPUにオクタコアのSnapdragon 617(1.5GHz+1.2GHz)、ディスプレーはフルHD解像度の5.5型液晶、3GBメモリー、16GBストレージ(microSD追加可能)、1300万画素カメラ(イン500万画素)、2800mAhバッテリーなど。
Windows 10 Mobileスマホでは、1月発売の「NuAns NEO」も話題になっているが、CPUは同じで、ともにContinuum対応。一方で、NuAns NEOはHD解像度の5型ディスプレーなので、サイズ感の違いは明白。またメインメモリーもNuAns NEOは2GBだ。ただし、NuAns NEOはカバーをセットにしても4万円台半ばからなので価格差もあるというわけだ。
ドコモネットワークにほぼフルで対応がうれしい
発売はちょっと先なので期待して待とう!
VAIO Phone Bizの強味として紹介したいのはネットワーク面。法人営業部隊とはいえドコモが扱う端末だけに、SIMフリースマホながら、IOTと呼ばれるドコモネットワークとの相互接続性試験を実施中とのこと。
またドコモXiには1.5GHz帯を含む、4つの周波数で接続が可能。さらにSIMフリースマホには珍しくキャリアアグリゲーションにも対応している(通信速度は下り最大225Mbps)。ドコモブランドのスマホと同じように安心して、かつ高速にドコモのネットワークを利用可能なのだ。ただし、VoLTEには非対応である。
冒頭で紹介したように4月発売と実際に手に入るのは少し先になることもあり、NuAns NEOとどちらを買おうかな? と考える人もいるかもしれない。ただ、サイズに差があるほか、デザインの方向性にも違いがあるため、好みはハッキリ分かれそうだ。
「VAIO Phone Biz(VPB0511S)」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5.5型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約77×156.1×8.3mm |
重量 | 約167g |
CPU | Snapodragon 617 1.5GHz+1.2GHz(オクタコア) |
メモリー | 3GB |
ストレージ | 16GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大64GB) |
対応ネットワーク | FD-LTE:バンド1/3/8/19/21 W-CDMA:バンド1/6/8/11/19 4バンドGSM |
OS | Windows 10 Mobile |
カメラ画素数 | リア:1300万画素/イン:500万画素 |
バッテリー容量 | 2800mAh |
SIM形状 | microSIM+nanoSIM |
カラバリ | シルバー |