日本マイクロソフトが2月4日から国内で販売を開始した「Surface Book」。米国では2015年10月の発売後、しばらく品薄状態が続いた人気機種だ。米国発表の際には、当サイトでも実機のレポートをいち早く掲載した。約半年遅れての国内発売とあって、待ちわびていたファンも多かったことだろう。
Surface Bookは「Surface Pro 4」などと同じく「Surface」を冠する製品だが、見た目からして従来のSurfaceとは異なる。日本でSurface Bookが正式に登場したこともあり、改めてその特徴をチェックしてみたい。
“持ち運べるデスクトップ”を目指した GPU搭載2 in 1
これまでのSurfaceが「(ノートPCとしても使える)タブレットPC」だとすれば、Surface Bookは「(タブレットPCとしても使える着脱式の)ノートPC」だ。Surface Pro 4のタイプカバー(キーボード)は別売だが、Surface Bookにはあらかじめキーボードドックが付属する。
このキーボードドックの内部に、GeForceベースのGPUを搭載しているのが特徴だ(下位モデルを除く)。またSurface Bookのバッテリー駆動時間は「動画再生 最大12時間」だが、これもキーボードドックに接続した場合。日本マイクロソフトはSurface Bookを「どのようなタスクにも対応する性能を備えた究極の一台」と表現しているが、その機能をフル活用するためにはキーボードを接続させる必要がある。
つまりSurface Bookはクリエイター、ハイアマチュア、CAD設計などに向くGPU搭載のノートPCであり、「(機能は限られるが)時々はタブレットとしても利用したい」と考えるユーザーにとって最適なPCというわけだ。