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独自ドライバの導入でローカルHDDを完全隔離

VDIより安価なデータレスPC「Flex Work Place Passage」に新版

2016年02月04日 08時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 2月3日、横河レンタ・リースはデータレスPCソリューションの新版「Flex Work Place Passage Ver.2.0」の提供を開始した。

 Flex Work Place PassageはWindows PCの全データをファイルサーバーやクラウドストレージに自動格納することで、PC内のデータを排除するソフトウェア。VDIに比べて低コストで、VDIと同等の高いセキュリティ、運用負荷の軽減を実現する。

「Flex Work Place Passage Ver.2.0」の概要

 Flex Work Place Passageでは自社開発のWindowsドライバーにより、データをローカルHDDではなく、メモリ上のファイルシステムに書き込む。その上で、ファイルサーバーの共有フォルダに読み書きをリダイレクトするため、PCにデータを保存させないという。

 新バージョンのVer 2.0では新しいフィルタードライバーにより、ユーザーの通常操作のみならず、不正プログラムによるデータ書き込みを厳密に禁止し、OS領域をアイソレーション(隔離)することで、セキュリティを向上させた。また、設定ファイルや一時ファイルなど保存が必要なファイルは暗号化して、ユーザーに見えない形で保存するという。

 対応はWindows 7/8.1のPC。1顧客あたりのベースライセンスは37万4000円で、ユーザーライセンスは1万2000円(買い取りライセンス)。別途保守サポートが必須になるという。

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