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上下左右前後、全方向で快適アクセスできるアイ・オーの無線LANルーター

2016年02月03日 11時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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群青色の本体カラーと丸みを帯びた側面の「WN-AX1167GR」。個人的には、アイオメガのZipドライブ(1994年)を思い起こさせる

群青色の本体カラーと丸みを帯びた側面の「WN-AX1167GR」。個人的には、アイオメガのZipドライブ(1994年)を思い起こさせる

 アイ・オー・データ機器は2月3日、全方向に均一に電波を飛ばせるという無線LANルーターの新製品2機種を発表した。

 「WN-AX1167GR」(2月下旬発売予定、予想実売価格8000円前後)は、5GHz用アンテナと2.4GHz用アンテナを2つずつ搭載。理論値最大867Mbpsでの伝送が可能。IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応する。

 下位モデルにあたる「WN-GX300GR」(3月中旬発売予定、同6500円前後)は2.4GHz用アンテナを2つ内蔵し、理論値最大300Mbpsでの伝送が可能。IEEE 802.11n/g/bに対応する。

本体の正面、側面には何もなく、背面に端子とインジケーターを集中配置

本体の正面、側面には何もなく、背面に端子とインジケーターを集中配置

側面の四角い穴にスタンドを装着することで横置きも可能

側面の四角い穴にスタンドを装着することで横置きも可能

 新製品の特徴は、上下左右前後、全方向に同じように電波を放出する「360コネクト」という技術を採用する点。「PIFA」(Planar Inverted F Antenna)という板金のアンテナを採用し、さらに高性能パワーアンプと組み合わせることで、全方向に電波を放出。端末側はどの方向からアクセスしても同じようなスループットで通信できる。

 また、端末の位置を判定し、その位置の電波強度を強くする「ビームフォーミング」技術も搭載。これらの技術の組み合わせにより、複数階建ての家でも比較的広い範囲で強い電波を受信できる。

 従来、「ファミリースマイル」として提供していたフィルタリング機能も「ネットフィルタリング」として搭載。新たにアクセスポイントモードでも利用できるようになったほか、従来は2ヵ月~1年だった無料利用期間が5年に延長された。

 このほか、ボタンのワンプッシュによる他機種からの乗り換え(SSIDのコピー)や、電波が弱い場所にある端末との強制接続解除機能、無線LANの中継、コンバート機能なども搭載する。

 どちらも有線LANポートは4つ搭載し、10/100/1000Mbpsでの通信に対応する。なお、本体カラーは、同社のある金沢にちなみ、加賀藩の前田家奥方御殿「成巽閣」の群青色をモチーフにしている。

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