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MisfitのSHINE 2を使い込んでみる

50m防水で6ヵ月稼働、理想スペック活動量計の意外な落とし穴

2016年01月13日 12時00分更新

文● 四本淑三

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電源・防水・オシャレの三要素を満たす初の製品?

 ハードとしてのスペックも重要ですが、活動量計とはいえ身に着けるものである以上、人前で勇気がいるほど変な見た目では困ります。少なくとも、使っていることがカッコ良く見えるものでないと困る。

 つまり、装着していることをユーザーには意識させず、さりとて装着したくなるカッコはほしいという、困った要求を満たさなければならない。それが活動量計なわけです。作っている人は大変です。

 長時間動作する省エネ性能、ざぶんと水に浸かっても平気な防水性能、それに加えてオシャレ性能。この3要素を満たす製品は、今のところほとんど見当たりません。で、そこに攻め入ってきたのが、Misfitなわけです。

 ところで、このMisfitという会社名ですが、英語で「合わない物」「合わない人」という意味で、社名とするには、かなりリスキーな単語です。たとえばバンド名にゲスがどうしたなどと付けてしまうと、何かあったときに字面が困ったことになってしまうわけです。不倫なんか別に大したことじゃないのに。

 Misfitの創業には、かのジョン・スカリーが関わっています。「このまま一生砂糖水を売り続けたいのか」とスティーブ・ジョブズに言われてペプシからアップルに引きぬかれ、そのジョブズを彼はアップルから追い出し、その後は自身もまた追い出されたあの人です。合わない人って誰のことなんでしょうか。

 それはともかく、SHINE 2は、まずパッケージを開けるところからカッコいいです。台紙の上に貼り付けられたSHINE 2のコアはサラッとした金属で、それに触れて外そうとすると「ウィッ」とバイブレーターの唸る振動が指に伝わり、LEDが明滅します。このときの、なにかヤバいものに触れてしまったような感覚は、外宇宙から飛来したエイリアンの卵をうっかり取り出してしまった人のような動揺に近いものなのかと想像すると、ちょっと楽しいです。

コアは台紙に粘着材で張り付いており、少々の力では引き剥がせません。何度もトライするたびに、バイブレーターの鳴動とLEDライトの明滅を食らうことになります

パッケージには、コアを腕に装着するスポーツバンドとストッパー、そしてクリップ、日本語も含むマニュアルも付属します

 SHINE 2はバイブレーターと12個のマルチカラーLEDライトの搭載が、新しいフィーチャーだということなので、それを一気に主張させたいわけでしょう。こうした演出も、電池を入れた状態で出荷できる製品ならでは。日進月歩のこの分野ですから、製品が陳腐化して商品寿命をまっとうするスピードに対して、在庫中の電池の消耗は十分に低いという性能の証かもしれません。

 このコアをクリップに入れて使うか、ストラップで使うかを選べるわけですが、入浴も睡眠中も付けっぱなしで行けるSHINE 2のメリットを活かすなら、私はスポーツバンド一択だろうと思います。

 このスポーツバンドにコアを固定する仕組みは、少々複雑です。スポーツバンド中央の輪にコアをはめ込み、裏側からストッパーで支える構造。このストッパーは、中央の輪が伸縮するのも防いでいるはずです。

 バンドとコアが別体式のある製品で、コアを押し込む穴が使っているうちに伸びて広がってしまい、コアが脱落してしまう製品がありました。そういうことは防げそうです。

スポーツバンド(左下)の輪の中に、コア(中央)をはめ込み、コアの切り欠きに合わせてストッパー(右上)を当てて、固定する仕組み

組み立てるとこんな感じに。コアの直径30.5mm、厚さは8mm。びっくりするほど薄いです

コアのフタを開けると確かにボタン型電池が。裏蓋は回転嵌合式で、スポーツバンド用のストッパーを利用して回転させて開閉します

(次ページでは、「アプリ側の機能も万全」)

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