CES 2016レポート 第43回
ソフトウェア「FabPodUI」はUnityで開発!
500ドル以下で「音声ナビゲーション」搭載3Dプリンター「FabPod」
2016年01月08日 15時36分更新
ボンサイラボは1月6日(現地時間)、CES 2016で3Dプリンター「FabPod」とソフトウェア「FabPodUI」を発表した。海外市場向けに販売予定で、価格は500ドル以下を想定している。
FabPodは、本体サイズがおよそ幅22×奥行22cmで「音声ナビゲーション」を搭載する3Dプリンター。国内の大手部品メーカーのTHK、ミネベア、三ツ星ベルトから部品調達を、ソフトウェアのFabPodUIはインタラクティブラボラトリーと共同開発し、「日本ならでは」の品質と機能の充実を実現しているという。
FabPodUIは、特殊なカメラで撮影された画像でリアルな世界の光の情報の全方向の状況を捕捉し、包括することができる3Dレンダリング技術「IBL(Image Based Lighting)」を採用し、リアルなレンダリングや仮想体験的な操作を実現するソフトウェアだとしている。
また、ソフト開発にはゲーム開発に利用されている「Unity」を採用し、今後の3Dプリンターの可能性に素早く対応できるほか、フルスペックの開発を早期に展開できるようになったという。将来的にはARやVRにも随時対応し、「Microsoft HoloLens」や「Oculus Rift」などと組み合わせていく予定だ。
なお、FabPodUIは2016年春に日本でも無料で提供する予定で、使用できるプリンターの機種は問わない方針だという。
この連載の記事
-
第50回
トピックス
ポラロイドが3Dプリンターに参入 -
第49回
トピックス
フルカラーも! 紙を重ねる3Dプリンターにデスクトップモデル登場 -
第48回
スマホ
コレ欲しい!!CES2016会場で見かけた新種のスマートウォッチ6選 -
第47回
デジタル
レノボがGoogleの次世代スマホ「Project Tango」の開発表明、初の端末は2016年夏発売 -
第46回
スマホ
家でスマホのバッテリー時間が伸びる!? KDDIが支援するワイヤレス給電技術「Cota」 -
第45回
トピックス
装着でフォース覚醒! 手をかざしてBB-8を操れるリストバンド -
第44回
PC
インテル「Compute Stick」新モデルは、Core mでUSB増設! -
第42回
PC
Dellの本気を見た! 4K2in1モバイルとカーボン素材のLatitude 13 7370実機 -
第41回
デジタル
タブレット部500g以下!驚異的に軽い2in1「LAVIE Hybrid ZERO」実機レビュー -
第41回
PC
ソニー、最大読み出し440MB/秒のXQDカード「QD-M」シリーズ発表 - この連載の一覧へ