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ファーウェイ通信 第13回

ビジネスでもプライベートでも活躍

フラグシップの5.5型SIMフリー機「HUAWEI Mate S」を徹底的に使いこなす!

2016年01月14日 11時00分更新

文● 加藤肇、アスキー編集部 編集● ASCII.jp

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 SIMフリースマホやモバイルルーターなど、ファーウェイ製端末の魅力をお伝えしている「ファーウェイ通信」。今回はSIMフリースマホのフラグシップモデル「HUAWEI Mate S」(以下、Mate S)のより詳しい活用法を紹介していく。ビジネスでもプライベートでも使いこなせる機能の数々を見ていこう。

ファーウェイのフラグシップSIMフリースマホ「HUAWEI Mate S」について、ビジネス/プライベートの両方で役立つ機能の数々を紹介していく

薄型のメタルボディーが美しいフラグシップモデル
片手持ちも苦にならないサイズ

 昨年9月にIFA2015で発表され、12月に日本でも発売されたMate S。ファーウェイ通信でもいち早くレビューを掲載したが(関連記事)、その数々の機能を1つずつ見ていく前にあらためてスペックとデザインをチェックする。

5.5型ディスプレーを搭載。CPUやメモリーなどの性能はフラグシップ級だ

 CPUはオクタコア「Hisilicon Kirin 935」(2.2GHz+1.5GHz)のbig.LITTLE構成で、高性能4コア+省電力4コアの組み合わせによってCPUパワーと省電力性を両立している。加えて、3GBメモリーや32GBストレージ、2700mAhバッテリー、Android 5.1など、ファーウェイのグローバルフラグシップ機にふさわしいスペックだ。

 5.5型のAMOLEDディスプレーの表面には2.5Dラウンドエッジ加工が施された最新世代のGorilla Glass 4を採用。表示が美しいだけでなく、強度も非常に強い。フルHD(1080×1920ドット)の解像度に加えて、画面コントラスト比は180万:1と高いのも特徴だ。

 デザインについては、プレミアム感の際立つ仕上がりが目立つ。薄さ約7.2mmというフルメタルシェルのボディーは非常に質感が高く、高級感を醸し出している。側面は上下ともにエッジを切り落としたダイヤモンドカットが施されていて、メタルの輝きが印象的である。

側面が斜めになった「ダブルダイヤモンドカット」はデザインの特徴。フルメタルで美しい筐体だ

 本体背面は弧を描いた、いわゆるアーク形状になっており、手のひらへのフィット感が心地よい。手に持ってみると、見た目から想像するよりもずっと軽量なことに驚かされる。5.5型だが超挟額縁のため、横幅は約75.3mmと片手持ちも苦にならないサイズ感だ。

ホワイトボードを撮影した写真を見やすく補正
ボイスレコーダーは方向を設定可能

 ここからはMate Sに搭載された便利な機能について詳しく紹介していこう。まずはビジネスタイムでの活用。仕事の現場で確実に活躍してくれる「自動矩形補正」と「スマートレコーダー」からだ。

名刺やホワイトボードなど正確に矩形で撮るのが難しいものを自動で補正してくれる

 自動矩形補正は、標準カメラの設定メニューから「文書撮影」を選んで起動するもので、フレーム内にある書類や名刺などを自動で認識し矩形補正して撮影してくれる。試しに、名刺や書類の撮影を試してみたが、まったくストレスなく使用できた。矩形補正の専用カメラアプリもアプリストアにはあるが、端末標準の機能でこれを実現できるのはうれしいところだ。

会議の後にホワイトボードを議事録代わりに撮影するという機会は会社員には多いはず。画面を見ていただければわかるようにホワイトボードの領域を自動で認識している

 個人的には会議室のホワイトボードの取り込みも可能な点が便利だと感じた。テキストに起こすのは少々面倒だが、サッと撮影して後から利用したいというケースは意外に多い。部署内での情報共有のツールとしても活躍してくれそうだ。

そしてこれがその撮影結果。あえて斜めから撮ったのにちゃんと必要な部分だけがしっかり記録されている

 ちなみに、試しに自宅のテレビ画面も「文書撮影」してみたが、問題なく認識して撮影してくれた。利用機会はあまり多くないかもしれないが、覚えておくと役立つだろう。

 もうひとつのスマートレコーダーは、3つの内蔵マイクで方向を検知する録音アルゴリズムを利用した機能だ。これが搭載された標準のレコーダーアプリには、「会議」「インタビュー」「ノーマル」という3つの録音モードがあり、シチュエーションに最適なモードを選択できる。

ボイスレコーダーに状況に合わせたモードの選択機能がある

 もっとも利用頻度の高そうな会議モードでは、本体内蔵の複数マイクを利用して自動的に音源を検知し、最適な録音をしてくれる。集音したい方向や角度を指定することも可能なので、会議で特定の話者の声は確実に録りたいというような場面で役立つ。

発言者の方向は自動で認識するが、手動で集音範囲を限定することも可能

 ライターの筆者にとっては、インタビューモードの利用価値が特に高いと感じる。実際に利用してみたが、音質もクリアで十分に使えるという印象だった。1対1の打ち合わせなどでもインタビューモードを利用するとよいだろう。

筆者のようにインタビューの機会が多い人間には特に便利だ


(次ページでは、「指紋センサーの用途はセキュリティー機能だけじゃない!」)

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