毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースファンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
コストパフォーマンスのいいTLCタイプが増加
TLC NANDフラッシュを採用した廉価帯品や2000MB/s超という爆速のM.2、PCI Express接続タイプなど、2015年も数多くの製品が登場したSSD。
とくにTLC NANDフラッシュ採用モデルは、定番SSDメーカー製以外からもいろいろと登場。売れ筋容量の250GBクラスで、SATA3(6Gbps)インターフェースの限界近い500MB/s台のシーケンシャルリードと400MB/s台のシーケンシャルライト性能を発揮しつつ、1万円前後の超お手ごろ価格で売れ行き好調になっている。
年末ギリギリには、容量480GBで1万6500円、960GBで3万4000円となる超格安なApacer「PANTHER AS330」シリーズも登場し、注目を集めている。
SSDの売れ筋容量はTLC、MLCタイプともに手ごろな価格帯となっている250GBクラスだが、年末にかけては、インストールに必要なストレージ容量が増加の一途を辿っているゲーム用に500GBクラスを選ぶ人も増えているというショップもあった。
ちなみにSSDは、TLCタイプがドッと増えた1年だったが、その背景には中国圏などの今までSSDがあまり普及していなかった地域でも普及が始まり、各メーカーとも市場の大きなTLCタイプに注力しているのが要因のひとつという業界通の声もあった。
そのため、2000MB/s超えのNVMe SSDは後回しになっているというハイエンドユーザーには残念な話も……。
今回のランキングは日々最新のPCパーツに触れている秋葉原主要パーツショップ店員が実際に購入した、欲しいと思ったSSDを調査。PCを自作しているパーツショップ店員28人にアンケートを行ない、まとめてみた。
(→次ページヘ続く 「パーツショップ店員28人が注目するSSDランキング」)