3番手に登場するのは、草食系男子だが肉料理も好きなサンキュー鈴木。「自炊の時間を短縮できる調理家電ですよ」と、炊飯+料理をダブルでこなすコンパクトなアイテムを披露する。
炊飯と料理が同時にできる
レコルト「ヘルシーコトコト」
「ヘルシーコトコト」は普通の小型炊飯器のようだが、これ1台でお米を炊きながらおかずを作れるというマルチな才能を持つ。
ごはんとおかずを同時に調理できる理由は、お米を炊くための調理鍋の上に、おかずを作る調理トレイを重ねて加熱する「2段調理」システムを採用しているため。炊飯時に発生する熱を利用しておかずを作るというエコなアイディアだ。
たとえばカレーライスなら、本体そのものに200ccの水を注ぐ。そして、水に浸したお米が入った鍋と、細かく刻んだ具材を入れた調理トレイをセットし、40分コースを開始するスイッチを押すだけ。
水を加熱して調理を行なう「湯せん加熱式」のため、吹きこぼれや焦げ付きを防げるし、火加減を調整する必要もないのだ。小型家電なので、洗い物や後片付けも楽だし、使わない時にそれほど場所をとらないのもいい。
材料の用意だけして、ほったらかしでメシが完成するのはすばらしい。ただ、米の炊きあがりにややムラがあるなど、うまく作れるかどうかのギャンブル性がある点はいささか問題だ。こいつで作ったさつまいもごはんが(芋も米も)固かったことがトラウマとなり、どうしても炊飯器と鍋で堅実に調理してしまう場合もある。
「やっぱりおまえは7020円(Amazon.co.jpでの価格)だな〜」という性能を感じることもあり、晩ごはんをこいつに任せてもいいという意志は必要だ。ごはんをおいしく作るための調理器具と考えれば、炊飯器&鍋でしっかりと料理するほうがよいのは確か。しかし、カンタンにごはんが作れるおもちゃだと考えれば、ヘルシーコトコトに大満足なのだ。