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クラウドへのアップロード前にファイルを透過的に暗号化

クラウドストレージも暗号化で保護、ウィンマジックが新製品

2015年12月14日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ウィンマジック・ジャパンは12月10日、企業向けのクラウドストレージサービスに対応したファイル暗号化ソフトウェア「SecureDoc CloudSync」の提供を開始した。ファイルがクラウドに同期(アップロード)される前に、エンドポイント上で透過的な暗号化を行い、従業員の生産性を損なうことなく情報漏洩を阻止する。

「SecureDoc CloudSync」の概要。クラウドにアップロードするファイルを暗号化し、攻撃者(右上)から保護する。同じ暗号鍵にアクセスできるユーザー(左下)、およびパスワードを受け取ったユーザーとはファイルを共有できる

 SecureDoc CloudSyncは、ウィンマジックが提供するエンドポイント暗号化ソフトウェア「SecureDoc 7.1」のコンポーネントとして提供される。SecureDocは、フルディスク暗号化やリムーバブルメディア暗号化などの機能や暗号鍵管理機能を提供する企業向けのソフトウェア。

 SecureDoc CloudSyncでは、ファイルがクラウドに保存される前に、エンドポイント上で透過的な暗号化処理を行う。さらに暗号鍵を一元管理するツールも備えており、企業は暗号鍵を独自に制御し、自社で管理するポリシーに基づいて暗号鍵の割り当て/無効化が可能になる。暗号化はFIPS 140-2準拠のAES 256ビット方式で行われる。

 暗号化されたファイルは、同じ暗号鍵へのアクセスが許可されているユーザー間であれば、パスワード不要で透過的に共有できる。また、外部ユーザーとデータを共有したい場合には、パスワードの設定も可能。また、iOS/Android向けのファイルビューワアプリも提供している。

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