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5000円の追加投資でストレス解消

iBeaconで確実な手ぶら解錠「Akerun Touch」

2015年11月25日 14時00分更新

文● 吉田ヒロ

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 みなさん、こんにちは。アスキー編集部(週刊アスキー+ASCII.jp)の吉田ヒロでございます。さて本日11月25日、iBeaconを利用したスマートロック解錠システム「Akerun Touch」が登場しましたよ。

iBeaconを利用した解錠システムの「Akerun Touch」(税別価格5000円)

 Akerun Touchはドアの外側に取り付ける製品で、スマートロックロボットである「Akerun」とセットで使うことで、手ぶらでの「確実な」解錠が可能になります。これまでのAkerunは、扉の前でスマホアプリを起動して解錠するという手間が必要でしたが、Akerun Touchを導入することで登録されたスマホを持って扉に近づくだけで自動解錠できるようになります。

こちらがスマートロック本体の「Akerun」(税別価格3万6000円)

 競合の「Qrio Smart Lock」や「NinjaLock」はすでに、追加投資なしで手ぶら解錠を実現していますが、GPSやWi-Fiの位置情報などを利用したもので設置環境によってはうまく動かないこともありました。

Akerun TouchはAkerunが取り付けられたドアの外側に設置します

 Akerun Touchは扉の外側に設置するので、スマホとのBluetooth通信の安定性が高まり「確実な」解錠が可能になるわけです。

ドアの外側にAkerun Touch、内側にAkerunという状態になります

 仕組みとしては、Akerun Touchから発信されているビーコン信号を「Akerun」アプリをインストール済みのスマホが受け取ると、バックグラウンドでアプリが起動して解錠してくれるという流れです。つまり、Akerun Touchは解錠のトリガーとして機能し、実際は従来どおりスマホとAkerun本体で解錠処理を実行するというかたちになります。

 Akerun Touchからのビーコン信号を受けて解錠処理を実行できるのは、UUID(機器固有の番号)を登録済みのスマホだけなので、セキュリティーは高いです。また、解錠時にはAkerun Touchにスマホをかざす必要があるので、自宅付近に近づくといつの間にか解錠されていて不安という心配も払拭できます。Akerun Touchは、iBeaconでいうところの「近接」(CLProximityImmediate)を感知してビーコン信号を受け渡すようです。

実際に解錠する場合は、登録されたスマホをAkerun Touchにかざすカタチになります

 なお、Android版の「Akerun」アプリでは解錠だけでなく施錠も可能になっています。この場合は、扉から離れてiBeacon(Akerun Touch)の通信圏外(CLProximityUnknown)となることで自動的に施錠されるという仕組みです。なお、iPhone版については12月中のアプリのアップデートでこの施錠機能に対応する予定とのこと。

 「Akerun」(関連記事)、「Qrio Smart Lock」(関連記事)、「NinjaLock」(関連記事)の国内の有力3大スマートロックは、それぞれは独自の進化を遂げており、今後も目が離せませんね。

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