コンパクトボディで防水防塵、指紋認証や有機ELの美しい画面も魅力
普段使いにこの1台! 手になじむ約5.0インチスマホ「arrows Fit F-01H」
2015年12月08日 11時30分更新
NTTドコモが10月7日に発売した、富士通製の「arrows Fit F-01H」は、Android 5.1、1.2GHzのクアッドコアCPUを搭載するスマートフォン。約5.0インチの大画面有機ELディスプレイを搭載しながら、片手でも操作しやすいコンパクトボディを実現し、防水・防塵だけでなく、耐衝撃性能も備えていることで注目を集めているモデルだ。
端末価格は、新規契約なら実質負担金が3万円台、機種変更なら1万円台とお手頃。しかし、arrows Fit F-01Hは、決してローエンドのスマホではない。むしろ、いま求められる王道のスペックを備えつつ、多彩な便利機能を備えた、”使えるミドルレンジ” と呼ぶべき端末だ。その特徴・魅力を、実際の使用感を交えてレビューしていきたいと思う。
日本人の手になじむ幅約69mmのスリムボディ
arrows Fit F-01Hの画面サイズは約5.0インチ。1〜2年前には「大画面」と呼ばれたサイズだが、最近のスマートフォンは、5.0インチを超えるディスプレイを搭載する機種が増えており、この画面サイズは「標準的」といって差し支えないだろう。
狭額縁設計を採用しているため、ディスプレイ左右のベゼルが細く、製品全体の横幅が約69mmに抑えられていることも特徴。実際に手にすると、一般的な5.0インチモデルよりもコンパクトに感じられる。重さは約149gなので、男性はもちろん、女性でも片手で楽に持てるだろう。着信した電話に応対したり、メールをチェックしたりという基本操作は、片手で無理なくこなせそうだ。
正面からはスクウェアでフラットなボディに見えるが、背面パネルの四方のエッジ部はラウンドフォルムになっている。手にしっかりとフィットし、安定したホールド感が得られる印象だ。
カラーバリエーションは「aka」「kuro」「shiro」「midori」の4色。日本の色彩を表現しているそうで、それぞれ鮮やかながら落ち着きもあり、深みも感じられる仕上がり。akaとmidoriは、背面パネルが光沢で、kuroとshiroは艶消し。いずれもウルトラタフガードが施されており、キズが付きにくい。側面は、同色ながら異なる質感にするなど、細部にもこだわりが感じられる。
デザイン面で特徴的なのが、本体上部のヘッドラインだ。日本ならではの高いレベルの製造技術によって、何層にも重なる塗装処理が施されており、いわば“いぶし銀”のような上質な輝きを実現している。国産ならではの“粋”と呼んでもいいだろう。
ボディカラーにフィットする壁紙素材も見事
なお、それぞれのボディカラーにフィットする壁紙素材もプリセットされている。画面も含めた統一した世界観が、所有する満足感をより高めてくれるはずだ。