下り最大220Mbpsの高速に魅せられた男が
スピードの向こう側へ行くべくサーキットとホテルでテスト
UQコミュニケーションズから発売されているモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」(ファーウェイ製)。すでに今年の初頭にリリースされており、ASCII.jpでもレビューを行なっている(関連記事)。
ただ、発売時点では最大の特徴である“下り最大220Mbps”に対応したエリアが少なく、その恩恵を受けられることが少なかったが、最近WiMAX 2+への移行がほぼ完了したことがUQコミュニケーションズよりアナウンスされた。
同じタイミングでSpeed Wi-Fi NEXT W01の新色“Berry(ベリー)”がリリースされたので、たまたま出張のタイミングだったスピーディー末岡がサーキットと市街地のホテルで速度テストをした。とくにWiMAXはサーキットでは鬼門だったので、この約1年あまりでどこまで良くなっているかが楽しみだ。
なお、同条件で5回計測し、一番良かった数値を掲載している。サーキットは人が多く集まる決勝(日曜)、ホテルは土曜の夜にテストをした。
それでは、ホテルの結果から見ていこう。ホテルの場所は水戸駅前と絶好のロケーション。対応エリアを見ると、バッチリ入っている。
水戸駅前のホテルはまずまずの速度だったが、WiMAX 2+の実力はまだまだこんなもんじゃないはず! そして次はツインリンクもてぎでのテストだ。SUPER GT 2015シーズンの最終戦だけあって、土日で5万人が訪れた。
【まとめ】スピードの向こう側はまだ遠い……
だが、場所を選ばずに使えるのは魅力
WiMAX 2+はまだまだエリアによっては速度の差がありそうだが、上下ともに安定した通信ができるので、生放送の配信や動画ストリーミングなどにも安心して利用できる。Speed Wi-Fi NEXT W01はWiMAXには対応していないものの、今回のサーキットのようにauの4G LTE(月額1005円税抜のオプション、月7GBまで)を利用できるのは大きなアドバンテージだ。3日で3GBの速度制限はあるが(とはいえ制限時もYouTubeのHD画質が再生できる程度の速度が出る)、「UQ FLAT ツープラス ギガ放題」であれば月間のデータ量に上限がないのはUQならではといえる。
また、今回追加されたカラバリもポップで目立つので、女性にも手にしやすい。データ通信用の端末を探しているなら候補のひとつとしてアリだろう。
「Speed Wi-Fi NEXT W01」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ・ジャパン |
ディスプレー | 2.4型タッチ液晶 |
通信速度 | WiMAX2+:下り最大220Mbps、上り最大10Mbps au 4G LTE:下り最大75bps、上り最大25Mbps |
無線LAN | 802.11a/b/g/n/ac |
Wi-Fi同時接続台数 | 10台 |
バッテリー容量 | 約2300mAh |
連続通信時間 | WiMAX2+:約8時間 au 4G LTE:約7時間20分 |
インターフェース | USB2.0 |
サイズ | 約120(W)×10(D)×59(H)mm |
重量 | 約113g |