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ファーウェイ通信 第10回

ぴったりのモデルがきっと見つかる!

SIMフリーにウェラブル端末、たくさん登場中のファーウェイ製品を総チェック!

2015年11月26日 11時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII.jp

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3台目のSIMフリースマホは6.8型液晶の「HUAWEI P8max」

6.8型という大型スマホ このサイズが気に入ったら絶対買い!
最強スペックを求める人に最適な「HUAWEI P8max」

 「HUAWEI P8max」(以下、P8max)の特徴は、とにかく6.8型のフルHD液晶(1080×1920ドット)だろう。ジャパンディスプレイ製でインセル方式のIPS-NEO液晶を採用しており、豊かな色調とコントラストが魅力。本体幅は約93mmで、ベゼル幅を抑えた超狭額縁仕様(画面占有率83%)のため、スーツの内ポケットにも収納できるサイズだ。

横幅は約93mmとさすがに大型だが、片手で持つことは十分に可能だ

 そのほかのスペックにもスキはない。CPUは、2.2GHz+1.5GHz動作の64bit対応オクタコアCPU「Hisilicon Kirin 935」を採用。P8liteにもオクタコアCPUが搭載されているが、このKirin 935は高性能かつ動作クロックも高い4コアと、省電力な4コアを組み合わせたいわゆるbig.LITTLE構成が採用されている。これにより、高い処理性能と省電力性を両立させているのが大きな特徴だ。CPU以外でも、3GBメモリーや32GBストレージ、4360mAhバッテリー、Android 5.1対応など妥協はない。

画面サイズのみならず、全体的なスペックは非常に高い

 P8maxの特徴的な機能としては、まずデュアルウィンドウがある。これは6.8型の大型ディスプレーを活かして、横画面であれば左右に画面を分割して、別々のアプリを同時に操作できるというものだ。また、ナックルセンスと呼ばれる、拳の中指でコツンと画面を叩く機能もある。2度連続で叩けば、それだけで画面キャプチャーができるほか、画面を叩いて、そのまま画面上で円やハートマークを描くと、その部分だけ画面キャプチャーできるというものだ。ウェブの画面や写真を切り抜くなど、いろいろな使い方が考えられる。

 とはいえ、特筆したいのはやはりカメラの性能。リアカメラには、通常のRGBにWhiteを加えた1300万画素4色イメージセンサーを搭載し、高感度かつ低ノイズという特性を誇る。強力な光学手ブレ補正(OIS)も搭載しており、夜景のようにシャッター時間が長くなる場合や動画撮影でもブレを抑えて鮮明な画質となるのが魅力的だ。

背面に1300万画素の4色イメージセンサーを採用する

 カメラ性能を説明するには、作例を見るのが一番。以下は、P8maxで撮影した写真だ。

いずれもP8maxで撮影した写真だ

 特別な設定や技術は使っていないにも関わらず、どの写真も細部まで鮮明に撮れており、その解像感や表現力には驚かされる。スマホカメラの用途として最も多いと思われる料理の写真も美味しそうに撮れており、P8maxの4色イメージセンサーや光学手ブレ補正が効力を発揮しているのがわかる。

 長時間露光により光の軌跡を際立たせた夜景写真などが撮影できる「ライトペインティング」機能も、P8maxのウリのひとつだ。クルマのライトの軌跡を写す「テールライトトレイル」、暗闇で文字などを描く「ライトグラフィティ」、水の流れを撮影する「シルキーウォータ」、星の軌跡を写せる「スタートラック」の4種類のモードが用意されている。

自動車のテールライトの軌跡が写せる「テールライトトレイル」

 上記はテールライトトレイルの作例だが、撮影では「もっとおもしろい写真が撮れるはず!」とつい夢中になってしまった。ロケーション探しに手間がかかり、ほんの少しのブレでも台無しになってしまうので三脚撮影が必須だが、その手間をかけてでもチャレンジしたくなるはずだ。

こちらはライトペンを持った人が文字を描くのを写す「ライトグラフィティ」

 なお、最近の高性能スマホではたびたび問題になる本体の発熱についても対策が行なわれている。P8maxにはファーウェイ独自の7層放熱構造が採用されており、負荷の高い作業を続けると背面がほんのり温かく感じられることはあったものの、アプリが動作しなくなるといった事態はまったくなかった。

ASCII.jpスマホ班のオカモトが「HUAWEI P8max」をチェック!
P8maxについては、このサイズがほぼすべて。タブレット的な使い方も可能なので、いわゆる“ガラケー”との2台持ちをするのもありだろう。もちろんただ大きいだけでなく、スペックも高い。大きさが気に入ったら、購入して間違いなしだ。

 P8maxは、公式オンラインストア「ファーウェイ Vモール」や家電量販店などで発売中。価格は税抜5万9980円だ。申し分ないスペックを備えることにより、仕事でもプライベートでも存分に活用できるモデルであり、スマホの性能には妥協をしたくないというユーザーに強くオススメしたい。

海外で発表されたばかりの次期フラグシップ
「HUAWEI Mate S」も日本でもまもなく登場!?

 ところで、ファーウェイのフラグシップ機には新機種も登場している。今年9月に行なわれた世界最大の家電見本市「IFA 2015」の開幕直前にお披露目になった「HUAWEI Mate S」だ。

9月のIFAで世界デビューした「HUAWEI Mate S」。日本にもそろそろ登場!?

 HUAWEI Mate Sは、日本での発売も公表されている。発売時期などは現時点では未定だが、ファーウェイ通信でも今後、機能や使い勝手などについて詳しく取り上げる予定だ。


(次ページでは、「ウェアラブル端末2機種「TalkBand B2」「HUAWEI WATCH」をチェック」)

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