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エックスモバイル、固定電話型ケータイ「スゴい電話」発売

2015年11月16日 19時00分更新

文● 南田ゴウ

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 エックスモバイルは11月16日、エイビットの固定電話型ケータイ「スゴい電話」(AK-010)の販売を開始した。12月中旬出荷予定で予想価格は3万7800円前後。

固定電話型ケータイ「スゴい電話」(ABIT AK-010)は11b/g無線テザリングに対応

 「スゴい電話」は3G通信に対応し、11b/g無線によるテザリングも可能。通話や保留、留守電、電話帳、ミュートなどの固定電話の機能を搭載する。モバイル回線を利用するため電話配線は不要で、リチウムイオンバッテリー、単3電池×4本、ACアダプターで動作する3ウェイ電源を採用する。専用リチウムイオンバッテリーの予想価格は3000円前後で、通信速度は下り最大7.2Mbps、上り最大2Mbps。SIMカードは標準サイズ。

電話帳機能など固定電話と同様の機能を搭載

発信番号は080、070、090とケータイと同じ

フライトモードを利用可能

テザリングの設定画面

 エックスモバイル代表取締役CEOの木野将徳氏は発表会の壇上で「もう固定電話は必要ないと思う」とコメント。「スゴい電話」は一般的なケータイやスマホとは異なり自分以外のユーザーも電話を受けられる点を挙げ、家庭内で自由に移動させてシニア層が便利に使えると強調した。また、ビジネス面では工事現場の事務所やクレーン運転席、ビニールハウスなどへの据え置き電話としての活用も挙げた。「携帯電話はユーザーにより電話番号が変わってしまうが、番号固定かつ設置工事不要の据え置き電話として使えるのが魅力」(木野氏)。

ケーブルレスで自宅内で自由に移動させて利用可能

回線不要のビジネスホンとしての使い方も提案

車載電話としての活用例

フライトモードも!?

 続いて登壇したのはエイビット代表取締役社長の代表取締役社長の檜山竹生氏。「スゴい電話」に対して「電話の再発見、再発明となる」とコメント。テザリングで無線カメラなどを運用しての見守りサービスなど、IoT母艦としての活用を提案した。「スゴい電話」は現状では迷惑電話防止機能は非搭載だが、将来的にはデータベースと通信するフィルタリング機能の提供も視野に入れているとのこと。

エイビット代表取締役CEOの檜山竹生氏が登壇

IoTガジェットのターミナルとしての使い方を提案

 「スゴい電話」の先行予約ユーザーには、3G通信で上限1GB、通話料金は30秒19.9円の専用プランを6ヵ月間月額1058円(通常1490円)で提供するキャンペーンが適用される。先行予約キャンペーンは11月16日から12月中旬まで。

 「スゴい電話」は専用プランのほか、スマホと同じく無料通話が付属する「かけたい放題」プランも適用可能。木野社長は同社の料金プランに関して、55%のユーザーが端末とセットで契約していると発表。月額3218円でデータ容量無制限(1日上限350MB)で毎日24時に制限がリセットされる新データプラン「これでもかっ!!」に関して「毎日250MB以上通信するユーザーは1%以下」として、毎日リセットの意義を強調した。

「スゴい電話」の主なスペック
メーカー エイビット
ディスプレー 2.8型液晶
画面解像度 240×320ドット
3G通信方式 W-CDMA HSDPA/HSUPA
(2.1GHz/800MHz)
通信速度 下り最大7.2Mbps/上り最大2Mbps
無線LAN 11b/g(2.4GHz)
電源 単3電池×4、ACアダプター
専用リチウムイオン電池
SIM 標準(2FF)
サイズ 約200(W)×170(D)
×62(H)mm
重量 約640g(本体のみ)
出荷時期 12月中旬予定
予想価格 3万7800円前後

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