Chromeの拡張機能を利用できる!
VivaldiはChromiumをベースにして開発されているので、Chromeの拡張機能に対応しているのも大きな魅力。すでにラインナップが充実しているChrome ウェブストアを利用できるのは大きい。
ネットをヘビーに使うなら、拡張機能は必須。Firefoxのアドオンも豊富だが、先日発表されたブラウザー拡張API「WebExtensions」により、拡張機能がChrome互換に移行すると予想されている。今後、主流となる拡張機能に対応したことで、将来性もばっちりだ。
製品版に向けてさらなるブラッシュアップを期待したい
ベータ版ではパネルの「メール」が完成しておらず、近いうちに実装される予定だ。しかし、ウェブメールはすでに利用できるので、早いうちに好みの文字列でサインインし「@vivaldi.net」ドメインのアドレスを取得しておくことをお勧めする。
テクニカルプレビューから普段使いしていたが、動作の軽さはChromeレベル。ベースや描画エンジンが同じなのだから当たり前なのだが、完成度はなかなか高い。ベータ版とはいえ、Chromeの拡張機能も問題なく動作するし、乗り換えのハードルは低いと言える。細かいカスタマイズ機能やタブスタッキングは便利だし、筆者的にはメモ機能もなかなか便利に活用している。
結局Operaと同じ描画エンジン「Blink」を搭載しているし、拡張機能はChromeと同じと、それほど目新しさがあるわけではない。しかし、ネットのヘビーユーザー向けのブラウザーを作ろうとする意気込みは感じる。近年、普通のブラウザーばかりになり、尖がったブラウザーが減ってきてつまらなかったので、この流れは大歓迎。Vivaldiには製品版リリースに向けてブラッシュアップを続け、近いうちに世間を驚かせていただきたい。
